マイコンクラブ「夢作士」 ・ 平成24年度

平成24年12月23日(日)13.00~16.30・第225回・夢作士定例会・晴

重光氏「ARMプログラム開発ツールの設定及び使用方法はマスターしよう。」

最初、画像左のプログラム開発ツールが小川氏より紹介された。その後、本題に入り、 先月よりスタートしたトランジスタ技術の付録マイコンなどARMマイコンをプログラム開発ツールの設定及び使用方法の解説があった。
前回は、概要でしたが実際の設定方法から使用方法までを実際のプログラム (5章、6章、7章のサンプルのプログラム)を使ってデモを行った。しかし、何箇所か不都合が生じ、「ARMマイコンでI2CのLCD表示」は残念ながら上手く動作しなかった。 使ったLCDの仕様の差があるようで、うまくいかなっか。本誌の同等品が売り切れだそうで、原因の究明は次回に持ち越しとなった。

星野氏「SONYがBlue-Ray Disk技術で細胞分析装置を開発した最新情報です。」

あのiPS細胞にも関連した分析装置です。 日本の底力が実るのか?頑張れ日本! 勇気のでるお話です。
ソニーがBlu-ray Discなどの光ディスクの検出原理を利用した細胞分析装置を開発した話です。 血液や免疫、がんの研究や、iPS細胞などの幹細胞、再生医療といった最先端の研究において、重要な役割を担う装置であります。 この原理は、高速回転する光ディスク上の微細な凹凸ピットをレーザ光で読み取るBlu-ray Discなどの光ディスクの検出原理を応用して、細胞を細い流路に流し、それを読み取り解析するもので、散乱光や蛍光を認識して、データとするもので、可視光線などを照射する必要がないので、細胞が変化せず、流路そのもののチップ部分も樹脂製で簡単に交換やセットが可能になった、画期的な装置です。と紹介があった。

桐山氏「バナナとレアアース」・・・映像鑑賞です。

TV放送をDVDに録画する方法が紹介され、 12月12日にテレビ東京で放映された、「バナナとレアアース」という問題を 皆で鑑賞し、中国が領土問題でフィリピンのバナナの輸入を止めフィリピンの栽培農家は大混乱、一方2年前レアアースの輸入を止められた日本は見事に乗り越えて逆に中国のレアアース生産工場が失業等で大混乱しているという内容です。 最近元気の無い日本の底力を見た気がして、勇気づけられました。

★その後、お待ちかね・・・クリスマスプレゼント大会 「今年の幸運なプレゼントは???」 があった。

平成24年11月25日(日)13.00~16.30 第224回・夢作士定例会・晴

重光氏「トランジスタ技術11月号の製作記事動作報告」

左:第5章 電子ピアノ&マルチカラーLED調光器の製作。  メイン基盤の裏側に大きな3色のLEDとブザーを取り付け、パソコンからプログラムを送り、パソコンからのリモートコントロールでLEDの色を変更した。
右:第6章 無線モジュールやセンサーをつないでみよう。  無線モジュールXBeeを使って、別のXBeeから無線でLEDの点灯を制御した。

小川氏「NXP社ARMマイコン評価ボードの実験デモ」


NPX社のARMマイコンのプログラム開発環境の紹介があった。
多くのARMマイコンの開発環境があり、価格もその規模も多種で、どれが入門によいか迷います。などと話があった。

平成24年10月28日(日)13.00~16.30 第223回・夢作士定例会・晴

重光氏「無線モジュールXBeeを使ったリモート操作の実験・・・その3」

無線モジュールXBeeを使ってリモート操作をスタンドアローンで動作実験です。 前回は、無線モジュールXBeeで気圧計の気圧、温度のデータを無線で送る先がパソコンでした。今回は、気圧温度のデータを無線モジュールXBeeで送信し、受け受けるほうもXBee です。そのデータを、マイコンはH8 3664でLCDに表示しました。
無線転送データをマイコンで割り込み受信 配列取り込み、文字列の比較、配列データを文字列、整数振り分けのなどなど、プログラムの説明があった。

小川氏「半田付けから始めるARMマイコン」


トランジスタ技術の特集で始まったマイコン開発のお話です。 先月のトランジスタ技術の特集で付録になったDIPタイプのARMマイコンの研究の 続きです。今月の号では製作基盤が付録で付いてきます。 最近の小型化と半田付けが出来ないサイズと違い懐かしい?2.5インチピッチのマイコンなら半田こても可能で作る意欲も沸きます。
付属のプログラム開発の紹介と使い方の紹介があった。

星野氏「よもや話・・・生きていく興味を探そう!」

随分前に、マイコンの話も面白くなくなった、興味も薄れたと、年配の方がマイコンクラブを退会しました。会のメンバーにも同様の考えの方もいられるようで、また、仕事からリタイヤして時間が経過して、すべての物に興味がわかなくなった。などという話を聞きます。星野氏は、同年齢のようだがこれについてはどの様に考えているのかという質問に対して、物事に対する考え方の相違の話があった。
三日坊主でよいから、いろいろなことに興味を持ち、実行すること。その結果、面白そうなことが見つかればそれを続ける。過去に興味があり関連するものを買い込んだが、物置で寝ているものがあれば、再度使ってみる。などなど、現在の様子が紹介された。 マイコンクラブのメンバーだからと、無理にマイコンを勉強しようと考えなければ気楽に出席できます。全く別の話を発表してもよいのでは、と提案があった。

平成24年09月23日(日)13.00~16.30 第222回・夢作士定例会・晴

小川氏「DIP化したARM32ビットマイコンでお手軽工作」


トランジスタ技術10月号には今まで何度か紹介したARMマイコンが工作しやすいDIPタイプで登場。
汎用基盤にも取り付け可能でいっそう工作しやすくなり実験や自作電子工作にうってつけです。
マイコンチップが付いて1000円で発売です。
などなどと、雑誌の紹介と簡単な電子工作の紹介。 その他、マイコン最新事情、パソコンIT情報など紹介があった。

重光氏「無線モジュールXBeeを使ったリモート操作の実験」

XBee無線モジュールを使った応用実験、気圧センサーによるデータロガー実験レポートです。
1.気圧センサーモジュールSCP1000-D01と8ピンPIC12F683 を使用した気圧計。
2.無線モジュールXBeeで気圧計の気圧、温度のデータを無線転送実験。
これらのデモがあり、場所を変えると気圧が変わったり温度が変化するのを楽しんだ。

平成24年08月26日(日)13.00~16.30 第221回・夢作士定例会・晴

重光氏「無線モジュールXBeeを使ったリモート操作の実験」


先月ご紹介したXBeeは高性能で低価格な無線モジュールです。 今月も引き続き研究報告をお伝えします。 XBee リモート操作でデーターをGETの実験の紹介 XBeeを使えば、離れたセンサーの出力や、スイッチのON/OFFの状態などを、 ワイヤレスで収集できます。
今月はリモート側に温度センサー、LED、SW、を接続した3個のリモート部を製作しました。
ローカル側で3台のリモート側の動作の実演及びハードの紹介があった。

星野氏「PCのHDDをSSDにしたらどうなるのか?」

昨今のパソコンの性能は目を見張る快適さが目立ちます。 特にHDDに変わるストレージとしてSDDは登場からかなりの性能アップと低価格化がすすんでいます。またこれを搭載したノートパソコンも登場して脚光を浴びています。 画像左:ノートパソコンのssdの転送速度。右:ディスクトップの3.5吋のHDDの転送速度。CPUは左:セレロン、2コア、右:i7、8コアの差をSSDの速度がカバーしていますと言う話があった。

小川氏「BlueTooth無線モジュールの応用」

安価(1000円位)に利用できるBlueTooth無線モジュールのお話は以前にも紹介しましたがそれを使った高速通信の実験が紹介されました。
モジュール自体市販されてUSBに繋げば 完成しますが、これにマイコンを繋いで遠隔通信する事ができます。という話が紹介された。 その他、マイコン最新事情、パソコンIT情報など紹介があった。

平成24年07月29日(日)13.00~16.30 第220回・夢作士定例会・晴

重光氏 「無線モジュールXBeeでシリアル通信の実験」


XBeeのボード、アンテナ内蔵で通信が可能です。

左:マイコンボードの温度センサーを手でつまみ、温度を測定。XBeeで送信
右:別のXBeeとUSB変換ボードをつなぎ、受けた信号をUSBでPCに送る。

秋月電子で 無線モジュールXBeeを手に入れ、XBeeの動作実験を行ってます。XBeeの応用はいろいろ出来るようですが今はパソコンとマイコンのシリアル接続の実験を行っています。 到達距離は室内では30m位は問題無く動作します。マイコンクラブのネタとしてXBeeは 面白いと思います。今月は無線シリアル通信の動作設定方法を紹介します。 XBeeで受けたデータをターミナル通信でパソコンに取り込み、データを表示した。

小川氏 「高速無線通信を可能にする技術の紹介」


左:現状の無線LANの規格。右:超高速無線の今後。

無線LANにはじまり巷の携帯電話や携帯パソコンに標準装備された無線LAN通信は 日進月歩の勢いで高速無線通信が花盛りです。ひと昔の無線LANはせいぜい5Mbit/s がやっとでした。しかし昨今の無線通信の人気とインターネット社会の本格化によりより早く より大容量の通信を可能としています。技術革新が追いつき高速の通信規格が登場し 無線通信をより実用化に向けて進んでいます。現在、昨年登場したばかりのLTE通信は 70Mbit/sという有線LANに匹敵する速度を可能としています。 まだ送信アンテナの数と送信器が足りない状態で首都圏での実験発信ですが近い将来 にはインターネットはみな無線で楽しめる時代もそう遠くではないはずです。

平成24年06月24日(日)13.00~16.30 第219回・夢作士定例会・晴

小川氏 「無線通信の新しい規格 Bluetooth で手軽に無線制御」


手軽に簡単に無線で装置同士を通信コントロールする目的で開発された規格が Bluetoothです。
パソコンを初め携帯端末や電化製品に採用され普及しています。
その実験とBluetooth製品の紹介がされた。

星野氏 「ホームページの未来派 HTML5 の紹介」


毎日生活の一部として活用しているインターネット、ホームページですがその規格も 年々高性能になり新しい規格に成長しています。
ホームページを制作するための言語であるHTMLのバージョンが5になりました。
まだまだ旧HTML4のホームページも多いのですがその違いや将来性の解説があった。

重光氏 「地上デジタルチューナーの話」


地上デジタル放送は身近なものになりました。
手元に、パソコン用の地上デジタル放送の受信用のアダプターがあったので分解したお話です。
ワンチップマイコンを使ったようなもので、同調も我々がしっている物とは随分違っています。などと解説があった。

平成24年05月29日(日)13.00~16.30 第218回・夢作士定例会・晴

平成24年04月29日(日)13.00~16.30 第217回・夢作士定例会・晴

平成24年03月25日(日)13.00~16.30 第216回・夢作士定例会・晴

平成24年02月26日(日)13.00~16.30 第215回・夢作士定例会・晴

平成24年01月29日(日)13.00~17.00 第214回・夢作士定例会・晴

小川氏 「マイコンクラブ夢作士の20年、ADコンバーター/AD7793」

最初に、この「マイコンクラブ夢作士」が20年も続いている話があり、関連するマイコン勉強会の「プラスメカ」と言うグループの活動も18年目を迎えた話があった。
前回はADコンバーター/AD7793の高性能ぶりを紹介しました。オンボードのコントロール用の マイコンPIC18F14K50が専用基盤に搭載されていますが、今回で直接コントロールしてみましょう。それによりコマンドごとの動作がよく分かりプログラムの勉強にもなります。
24ビットADコンバーター/AD7793とPICマイコンを搭載したボード(左画像)をパソコンにつなぎ、パソコンからそのボードを操作して、データの取り込みの表示デモ(右画像)があった。

桐山氏 「ビデオテープの映像をPCに取り込み、DVDで再生可能にする」

市販のDVDから取り出した映像やビデオカメラで取った映像を変種して自分の ビデオ作品をつくるソフトや編集のお話しです。 撮りためておいたビデオテープの映像をPCに取り込むには多くの方法があるが、専用のボードを使わずに、手持ちの機材で考察した報告です。 この報告は、1年前にあった記事の追加です。前回は、パソコンにムービーを作成したが、他人にそのムービーを渡すときには、自動再生形式のDVDで渡したほうがよいですと、 そのソフトの簡単な解説と、作成したム-ビ-の披露があった。
画像は、アナログビデオのデータをデジタルビデオカメラに入力し、デジタルデータ化する説明図です。

星野氏 「System on a Chip Field Programmable Gate Array (Soc FPGA)の現状」

マイコンのコンパクトや高性能化により得た技術は確実にFPGA(プログラマブル・ゲートアレイ)にも応用されより高性能なデバイスを生んでいます。 FPGAの技術は古くTTL時代から存在します。パソコンで内部のゲートアレイを論理回路で組み合わせ専用のLSIを製作します。 現在は中にCPUを含んだものや高性能なADコンバーターを組み込んだものまで 出現しています。一個のFPGAで携帯パソコンレベルの物まで製作できます。
そのほかの話で、Kコンピュ-タの説明もあり、「Kコンピュータ前」と言う駅があると話があった。