5F_LED3個、LR44使用の懐中電灯の長時間点灯化
夕方、散歩をしていると、今の季節はすぐに暗くなり、目が慣れるまで、往来する人がよくわかりません。お互いにそうなのだが、目印をする人は多くはいません。 しかし、携帯電話を見ている人が前を歩いていると、画面が明るいので、人がいるのが判ります。 そこで、小さな懐中電灯を紐で首から提げれば、洋服と地面を照らし、人が歩いている事を他人に知らせる事が可能です。 連続長時間点灯には、単三電池が1番ですが、もう少し小さな物を100均一店で見つけたので、うまく使えるように考察です。
最初、上のものを手に入れ、LED3個で明るいので、もう1個と探していたら、下のものを見つけ、購入。
回路とデータ
2台とも同じ構造で、電池の収納部を回して、回路がつながり点灯します。LED3個、電池はLR44が3個で、単三と同じ筒に入れてばねで抑えています。
LEDの反射鏡は非常にうまく出来ていますが、抵抗器もなしの回路で、明るいけど、電流もよく喰います。
- データ
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点灯直後:4.2V、80mA
何秒か後:3.5V、42mA
上記の様に、点灯後は急速に電流が落ちていき、輝度も下がります。使われているLR44の規格は次のようになっています。似たような大きさのSR44と共に記します。
- LR44
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種類:アルカリボタン電池、電圧:1.5V
負荷抵抗:6800Ω、電流:0.22mA
終止電圧:1.2V、持続時間:305h
- SR44
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種類:酸化水銀電池、電圧:1.55V
負荷抵抗:6800Ω、電流:0.22mA
終止電圧:1.2V、持続時間:505h
上記の規格から計算すると、68Ω、22mA、3.0hと言う数値がでてきます。 つまり、22mA取り出すと持続時間は3時間です。 これでも連続使用では持続時間が不足です。これをもう少し持続させるために10mAくらいを目安にすると、初期の目的の目印としては実用になりそうです。
小さいほうを考察
上左から:電池ケース(単三電池と同じ大きさ)、胴体ケース
中:ボタン電池(LR44、3個)
下:前部、反射鏡、LEDと基板、頭部カバー
中:ボタン電池(LR44、3個)
下:前部、反射鏡、LEDと基板、頭部カバー
実験の結果、LED3個並列で、75Ωの時には13.9mA、
100Ωの時は11.2mAとなった。
その結果、各LEDに270Ωの抵抗器を挿入することにする。
画像左:パターンを切って、LED1個に1本の抵抗器を挿入する事にし、手持ちの270Ωを3本取り付け、右:仮接続してデータを見る。
- データ
- LR44 3個:4.1V、10.7mA
完成です。計算では、新しいLR44を3個使用で、5~6時間連続点灯が出来そうです。
大きいほうを考察
上:胴体ケース(単三電池2本が入る大きさ)
中:前部、反射鏡、LEDと基板、頭部カバー
下:電池ケースに入れたボタン電池(LR44、3個)
中:前部、反射鏡、LEDと基板、頭部カバー
下:電池ケースに入れたボタン電池(LR44、3個)
このケースには、単三電池2本が入るので、オキシライド乾電池を使うことにした。
実験の結果、LED3個並列で、33Ωの時には11.2mA流れた。
初期開放電圧は3.44V。通電時3.4Vだった。
その結果、100Ωを3本使うことにした。
LEDの足を片方引き抜き、LED1個に1本の抵抗器を挿入する事にし、手持ちの100Ωを3本取り付けた。 画像上、左:上から、中:横からみる、右:点灯試験。
- データは、
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オキシライド単三2本:3.35V、11.2mA
アルカリ単三2本:3.13V、7.2mA