マイコンクラブ「夢作士」 ・ 平成21年度

平成21年12月25日(日)13.00~16.30・第189回・夢作士定例会・晴

平成21年11月29日(日)13.00~16.30・第188回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「地上デジタル放送について」

2011年に、現在のアナログ放送は終了し、デジタル放送に移行します。そこで、今回は、地上デジタル放送の受信機の話があった。
画面解像度が多種類あり、それらが派生したいきさつの解説があった。結局、今までのアナログTVの放送を根底に拡張したものと、TV放送もパソコンで編集するので、パソコン側から考えた解像度があり、それらの拡張や簡略化のサイズなどなど、いくつあるのか分からないくらいあります。また、機器間をつなぐ映像ケーブルにも変化があり、多種類のコネクタがあり、それらの互換性などはない。などの話があった。

☆重光氏 「地上デジタル放送・受信のパソコンの設定」

画像左の2台は、共にパソコンに地上デジタル放送を受信するためのアダプタです。アンテナをつなぐと受信可能で、出力は、パソコンのUSB端子です。その為外部電源なしで動作します。
画像右は、その実験に使ったアンテナで、「ヘンテナ」と呼ばれる簡易アンテナです。 パターンを受信周波数にあわせて長さを計算し、ボール紙に貼り付けると使えます。
会場は鉄筋コンクリートの建物の4階ですので、うまく受信できないかと心配したが、あまりにうまく受信出来るので、感心しました。

平成21年10月25日(日)13.00~17.00・第187回・夢作士定例会・晴

平成21年9月23日(祝)13.00~17.00・第186回・夢作士定例会・晴

平成21年8月23日(日)13.00~17.00・第185回・夢作士定例会・晴

平成21年7月26日(日)13.00~17.00・第184回・夢作士定例会・晴

平成21年6月28日(日)13.00~17.00・第183回・夢作士定例会・曇り

平成21年5月24日(日)13.00~17.00・第182回・夢作士定例会・雨

☆小川氏 「新しい考え方のマイコンボードの紹介」

通常、画像右のおもちゃの車を動かすためには、プログラムを書き、コンパイルしてマイコンボードに書き込み、動かします。このプログラムの作成には、エディターを使い、文章を記します。しかし、今回紹介されたものは、文章ではなく、あらかじめある動作を記したブロックが画像で表示され、これらの画像を組み合わせることでプログラム作成が出来る。と言うものです。最初に幾つかの画像を組み合わせて、簡単なプログラムをつくり早く動かして楽しもうという発想は、マイコンの入門の敷居を低くする良い方法です。 欠点は、ある決められた動作しか出来ないことですが、完成したファイルを眺めて設定を変更すると別の動きを実現でき、興味が尽きません。
画像左:動作のブロックを時間順に組み合わせてプログラムを作成。画像右:パソコンからプログラムを書き込み修正しながら動かした車両。

平成21年4月26日(日)13.00~17.00・第181回・夢作士定例会・快晴

☆小川氏 「OS・Windowsの歴史」

われわれが現在使っているパソコンの多くには、OSとしてWindowsが搭載されている。最初にDOSが登場し、その後にWindowsが登場した。Windowsの種類は多く全部の差異を説明するのは大変だが、最近Vistaと言うものも登場したが、もう次のWindows7が近々発売されるようです。と解説があった。

☆星野氏 「LINUXの紹介」


最初に、Linuxの歴史の簡単な説明があった。
次に、希望者にLinuxのCD-Rが配布され、インストール方法が解説された。
Windowsが稼動している機器にインストールするときには充分な注意が必要ですと、インストールしてあるPCの状態の説明があり、起動方法の説明の後、CD-Rから起動して、インストールしないで試行する方法が解説された。
画像は、ubuntu8.04 linuxです

☆小川氏 「雑誌付録のマイコンボード・簡単コンパイラ」


最初に、ここ1年くらいの間、雑誌に付録したマイコンボードの話があり、これらのボードを次回から動かしてみようと提案があった。
次に、マイコンのプログラムをテストエディターで作らずに、簡単な絵をつなぎ合わせることで完成させることが可能なアプリケーションが紹介された。
画像は、絵を組み合わせてプログラムを作る方法を解説しています。

平成21年3月29日(日)13.00~17.00・第180回・夢作士定例会・快晴

「国立オリンピック記念青少年総合センター」の隣の代々木公園の桜は、満開です

マイコンクラブが開催される「国立オリンピック記念青少年総合センター」の隣に代々木公園があります。ここの桜は、今、見ごろです。 桜はここぞと風に乱舞しています。昼寝をしている人や、家族ずれなどで賑わっておりました。

☆小川氏 「シリアル通信の概要」


現在でも用いられているシリアル通信のRS232Cの規格は、非同期式です。このため高速通信が出来ません。新しいものは同期式で高速通信が行えます。として、 I2C、SPI,MSSPなど、シリアル通信の違いの解説があった。 PICマイコンの新しいものには内蔵しているものがあるが、何故だかすべての方法が動作するものでもない。PICマイコンの発売時期によって内蔵しているのものが違う。 と説明があり、例の解説があった。

☆桐山氏 「基板内通信。I2CとSPIの実際」


市販の実験用のボードを使ってマイコン回路を複数組み立て、それらをシリアル通信で相互に接続し、データを送ってLCDに表示するデモです。
基板内通信と言う近距離のシリアル通信です。 送信データの設定はスイッチで行います。送信方法が説明され、伝送の結果がLCDに表示された。I2C通信はうまく動いたが、SPI通信方式は少しおかしな箇所が生じ、送信側と受信側で同じデータにならなかった。
画像は、製作したマイコンボードに表示用のLCDを搭載した基板。4点。

☆小川氏 「アナログ・デジタル変換」


アナログ信号のデジタル変換、デジタル信号のアナログ変換など、信号をマイコンで変換する際にはすべて信号の劣化を生じ、これを少なくするには、変換周波数を入力信号の2倍以上にする必要があります。しかしこれとて、すべてに最良とは行かずに、変調波があらわれます。などなど、信号の変換に関連するマイコンの話と、DSPと言われる方法の比較の解説があった。
画像は、中央下のマイクから音声を取り込み、マイコンで処理してRAMに書き込みそれを再生する音声録音ボードです。

☆西島氏 「Gainer・その2」



Gainerという面白い基板が市販されている。画像で回路を作りコンパイルして書き込むと動きます。これをGainerとは違うマイコンに書き込んで同じ様に動作させたものを披露した。上の画像2枚。
また、雑誌と機材のセットでシンセサーザーを作ると言うのがあるので、購入し組み立ててみたが、あまり利用価値がない。と話があった。左の画像。

平成21年2月22日(日)13.00~17.00・第179回・夢作士定例会・快晴

☆小川氏 「CTCタイマーとマイコンを接続する」


マイコン:PIC16F88とCTCタイマーをI2Cで接続し、日付と時間を表示する。 画像下の基板は、CTCタイマーとその基板。完成品で市販されています
CTCタイマーの使い方や、I2C接続方法の解説があった。 CTCタイマーは、単独で時間を刻みますので誤差が少ないです。そのデータを必要に応じてマイコンに取り込み使います。マイコンの割り込みでタイマーを構成しても実用になりません。 I2C通信は、使用されるポートが少なく、基板内でのシリアル通信には最適です。 そのほか、マイコン周辺機器の解説があった。

☆重光氏 「USB接続のロジックアナライザー」


市販の半完成品のボードを使って、ロジックアナライザーを自作した話です。 基板に搭載したSRAMを使って100Mhzを実現し、最大32チャネルも取り込めるので多くのデータの検証に使えます。最大の欠点は、入力と同時表示ではないことです。 つまり、パソコンにデータを送り表示するので、少し遅れます。
画像左は、2段重ねのボードと自作のプローブ。右は、適当なボードから取り込んだ信号の波形をパソコンで表示したもの。横の時間軸は変更可能で時間を調べるポイントの設定も使いやすいです。

☆星野氏 「LINUXの紹介」


最近、久しぶりにLinuxをパソコンにインストールして使っていると説明があり、 CD-Rから起動して、インストールしないで試行するものもあると解説があった。 持参したそのCD-Rを会員のPCで起動し、画面を楽しんだ。 そして、Linuxを試行できるCD-Rを希望者に配布した。

平成21年1月24日(日)13.00~17.00・第178回・夢作士定例会・快晴

☆小川氏 「フィジカル・コンピュータの考え方」

通常、コンピュータを動かすためのプログラムは、キーボードから文字を打ち込んで作ります。その時に、コンピュータの構造や回路の事は考えません。この考え方をもっと進めて、面倒なキーボードの操作もなるべく省略してプログラムを作ろう、と言う考え方があります。フィジカル・コンピュータという考え方で、この方法で作られたボードがありますと、Arduino(アーデュイーノ)と言うマイコンボードの紹介があった。また、次のGainer(ゲイナー)と言うボードも同じような考え方で作られています。と、解説があった。プログラム言語として「processing」と呼ばれているものを使います。

☆西島氏 「Gainerについて」


「processing」と言うプログラム開発言語を使ったマイコンボードの紹介です。
画像左は、デモプログラムを動かしたところで、左端の円の中の色が順々に変わっていきます。これは、パソコン上で動かしています。画像右のボードは、プログラム言語processingを使って作ったコードを書き込んだマイコンボードです。このボードはUSBでパソコンと接続され、パソコンからコマンドを送るとデータがパソコンに送られディスプレイに表示されます。コマンドを理解しながら返事を返す、インタープリター方式と呼ばれる方法です。
「Gainer」と言うのは、言語「processing」の応用に特化したマイコンボードで、プログラム開発の入門には最適です。

☆小川氏 「AC電源の制御・ほか」


画像左:始めに、ディスクリート部品の使い方の話や、少し前の真空管と今のトランジスタとの動作の違いや、使い方の違いの話があった。
画像右:そのあと、交流を切断するための部品の解説があった。現用でも使われているリレー、マイコンなどで制御できる電子式なSCRなどの話があった。