マイコンクラブ「夢作士」 ・ 平成19年度

平成19年12月24日(休)13.00~17.00・第165回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「ロボット博覧会・報告、サーボモーターの原理」


先日開催された、ロボット博覧会の報告があった。ロボットが少しづつ人間に近くなり、そのうち一家に一台ロボットがいる時代になるかも知れない。などと、最近のロボットの紹介があった。
画像左は、人間に似せたロボットで、小生の経験では、会話はどの様にして成り立っているのかなと考えるとわからなくなる代物です。つまり、ロボットには言語は無いのです。データとしてHEXコードが記録されているだけなので、考えて会話すると言う人間の脳とは違うのです。相手の話の内容を分析して、それに会う回答を選択して喋っているので、会話ではないのです。そんな事を考えながら、このロボットと会話をすると、異次元に入り込んだ感じになります。
画像右は、サーボモーターの原理を学ぶ機材です。原理を学ぶためで、市販のサーボモーターを動かすプログラムとは何も関連が無いと言う面白い物です。

☆星野氏 「Windows Vista ほか」


最初に最新のパソコンのOSである、Windows Vistaを入手して動かした話があった。少し古いソフトは動きません。OSのみで、6.5GBです、と報告があった。
その後、最近の秋葉原の情報の話があった。プリンターは¥3,000-から売っていますなどと、話があった。画像は、2.5インチのHDDの価格、USBメモリーの価格、などの解説時のボードの場面です。

☆恒例の福引!!


最後に、恒例の福引があり、電子部品や、組み立てキットが景品として配られた。
ん~、キットをもらった人は、つくらねばなりません。辞退した方がよいのか迷う所です。
画像は、福引で当たった、組み立てキットです。
その後、散会して、2次会へ移行しました。

平成19年11月23日(祝)13.00~16.30・第164回・夢作士定例会・晴

☆石川氏 「PICマイコンを使った無線操縦」


送信、受信、両方ともPICマイコンを使って、無線操縦方式の、前進、後進、回転するおもちゃを作った。 最初うまく動かないので、作り直したら、動作したが、まだ不都合な箇所があります。 と、作品が披露された。
左:送信機、右:車両、周波数:333Mhz、変調:FM方式

☆桐山氏 「dsPICのコンパイラーを考察」


雑誌トランジスタ技術付録のPICマイコンのコンパイラーの使い方の解説があった。 設定が面倒な統合環境の使い方が、丁寧に解説された。また、雑誌のプログラムの間違いも指摘され、正しいリストも紹介された。
パソコンに標準で準備されている、プログラム転送ソフトを使うとシリアルポートの開放コマンドが無いので、注意が必要です、ほかのプログラムを持っているならば、その方がよいでしょうと解説もあった。
画像は、24時間表示の時計です。例の如く沢山のコネクターや、調整箇所、設定スイッチが所狭しと並んだ、苦心の自作基板です。

☆小川氏 「Visual Basic 続き」


Visual Basic でパソコンを制御する上での、ポートの使い方とコマンドの解説があった。また、構造化プログラミングの解説もあった。
そのあと、とうとう100円台のマイコンが多数手に入るようになったと話があり、懐かしい8051互換のマイコンの解説もあった。
画像は、Visual Basicでビルドしている所です。

平成19年10月28日(日)13.00~16.30・第163回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「Visual Basic」


久しぶりに、Visual Basicのお話です。
パソコンで外部機器を操作しようとすると、昔は、プログラムソースを考え、コーディング、コンパイル、実行ファイルの作成、実機での検証の繰り返しだった。
Visual Basicを使うとこれらの面倒から開放されます、として、シリアルポートに外部機器を接続し、解説があった。これは、メーカーが提供するパーツを並べて少しコマンドを入れれば完成します。このパーツの使い方の説明があった。

☆星野氏 「dsPICの作成」


雑誌トランジスタ技術付録のPICマイコンの基板を、最小の部品でつくり、動かそうという話です。
通常、何かを作ろうとしたら、最小の回路、もしくは、必要最小限の回路を組み立て、動作の実験をします。雑誌付録の回路に部品を取り付ける時にも、動作する最小の部品を取り付け、動作を確認します。その後、マイコン基板なら、プログラムを転送して、書き込み動作を確認します。
多くの部品を取り付けてから、実験をすると、動作しない時に、何処が原因か、調べるのに時間を要します。確実に動作する事を確認してから、追加の回路を組み立てれば、それらの面倒から幾らか開放されます。
画像は、配布した資料と、最小の部品で動かした基板

平成19年9月23日(日)13.00~16.30・第162回・夢作士定例会・曇

☆小川氏 「アナログ・デジタル、データ変換」


AD変換は、マイコンにも内蔵され使いやすくなっているが、これらとは比較にならない性能の物があると解説があった。マイコンに搭載されているものは12ビットくらいが標準だが、24ビットの変換器も存在し、これは日本の旭化成製で、世界1だそうです。
16ビット変換をしたあとで、変換の隙間の差を8ビット変換をして、加えるのだそうです。擬似24ビットとでも言うべきか、この方法でないと、変換時間が永過ぎて間に合わないのだそうです。
そのあと、4分の音楽データのファイルを保存するときに、Wavで保存すると64MB、MP3形式で保存すると6MBになるなど、ファイルの圧縮の話があった。
画像左:アナログデータの波形。  画像右:前述のAD変換ICを搭載した基板。

☆小川氏 「dsPICの考察」


雑誌トランジスタ技術付録のPICマイコンの基板で、サンプルプログラムが動作しないと言うことで、考察しました。 あ~だ、こ~だ、と野次馬がうるさくて、思考もまとまりません。 試行錯誤をするもうまく動作せず、結論は持ち越しとなりました。
画像左:パソコン側のプログラム、マイコンボードから返事が返るはずだが・・・。
画像右:dsPICマイコンボードとそれを搭載したメイン基板。

平成19年8月26日(日)13.00~17.00・第161回・夢作士定例会・晴

☆西島氏 「PSoC開発キットを使った実験報告」


Cypress社のPSoC開発キットを使って、2軸のXY入力をLCDに表示するプログラムを考察するも動作せず、その後、コンパイラーがバージョンアップしたので、これを使うべく努力の結果、前述のプログラムもめでたく動作しました。と話があった。 コンパイラーの新しいものの紹介もあったが、機能も増えて、まだ、細部の設定は不明です。と概略の話があった。
画像左:コンパイラーの使い方の解説。   画像右:2軸のXY入力をLCDに表示する。

☆桐山氏 「PICマイコンのプログラム開発・問題点」


PICマイコンのプログラムを楽しんでいるのだが、アセンブラプログラムで、ブレークポイントを設定しても、ソフトシミュレーションでは停止するのだが、実機では停止しないと解説があり、この箇所ですと、リストと、実機での実行がデモされた。
画像左:アセンブラリストの説明。   画像右:実機での問題箇所をLCDに表示する。

☆小川氏 「dsPICマイコンの解説」


画像左:
 dsPICマイコンボード、LCD部分未完成

雑誌トランジスタ技術付録のdsPICマイコンの基板を動かす上での注意点、付属するCコンパイラーの設定の詳細な解説があった。
また、メモリーの解説もあった。

平成19年7月22日(日)13.00~17.00・第160回・夢作士定例会・曇

☆星野氏 「HDDの廃棄処分の方法。FDISKの方法」

データを入れるHDDや、媒体として使われたFDの処分の方法が説明された。 廃棄するなら、使えないように物理的に破壊すれば事足りるが、データをなしにして再度使えるようにする方法です。このためのソフトが幾つかあり、使って見ると、時間がかかりすぎるものや、面倒なものもあり、簡便なものが紹介された。
HDDのフォーマットに使われる、FDISKコマンドには、スイッチがあり、これを使うとDOS画面でコマンドのみでフォーマットが出来ますと、解説があった。

☆小川氏 「dsPICマイコンの解説、PSoC(Cypress)の紹介」


内容が盛り沢山だった。 最初にPICマイコンの話があり、次にPSoCマイコンの話があった。
PICマイコンも進化して、随分種類も増え、機能が増したものも売られている。 dsPICと言われている最近のものも使いやすいと解説があった。
その後、CYPRESS社のPSoCセミナーに参加した話があり、それらに関するボード(左上) 、書き込み器(右上)、コンパイラーの使い方(左)などが解説された。
自作のボード(左上の右)に市販のPSoCマイコンのDIP型を入手して書き込んだ解説も行われた。

平成19年6月24日(日)13.00~17.00・第159回・夢作士定例会・小雨

☆小川氏 「デジタルオッシロスコープ、回路テスター、ほか」


今日は、計器の話です。
最初、デジタルオッシロスコープ(左上)の紹介があり、使い方と見本の波形がデモされた。その後、おなじみのデジタルテスター(右上)も披露され、抵抗を測定するレンジで人間の抵抗を測り、人により抵抗値が変化するのを楽しんだ。それから、回路の簡便な測定器具として、LEDで信号のレベルを表示するものや(左下の上)、簡便な信号発信器(左下の下)の使い方や、解説があった。また、パソコンのシリアルポートにつないだボード(右下)を動かして、その波形をオッシロスコープに表示した。


☆星野氏 「HDDのファイル構造、AD変換の解説」

パソコンのHDDにFDISKを実行して使えるようにすると、そのファイルの構造はどのようになっているかの解説があった。 また、デジタルテスターを作ったときに、AD変換の直線性のよいところを使うように定数を設定し、同業他社とは各段に精度のアップしたものを設計した話があった。

平成19年5月27日(日)13.00~17.00・第158回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「PICマイコンの解説、32ビットマイコンV850の紹介」


シリアル通信の解説をしたPICマイコンボード        雑誌、インターフェース付録のV850マイコン


画像左
 シリアル通信の信号の波形の解説

内容が盛り沢山だった。パソコンの基本OSの話。 マイコンのシリアル通信のボーレートの変遷と最近の使い方。 シリアルポートの変遷、RS232C、USB、IEEE1934。 ハードディスクのデータの転送方式の色々。 NEC製の32ビットマイコン、V850の紹介と、サンプルプログラムの実行。

平成19年4月30日(祝)13.00~17.00・第157回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「PICマイコンの割り込みプログラムの考察」

PICマイコンの割り込みプルグラムを作る方法の解説として、割り込みの種類、処理の手順、レジスタの設定、タイマーの使い方、の説明があった。

☆西島氏 「PSoC(Cypress)の紹介」

Cypress社のPSoCは、Programmble System on Chipの略で、設定可能なアナログ回路、設定可能なデジタル回路、flashEEPROM、 M8Cマイクロコントローラーから成り立つ、ワンチップマイコンの一種です。


代表的な機能をまとめたサンプル基板
オンボード接続で簡単に書込めます

USB接続のオンボード書込み用の冶具
DIPマイコン用の書込み変換ボード


画像左
 基板上に作成したパターンから入力できるレベル変換の入力:8ビット

久しぶりに面白い内容だった。解説は丁寧ではあったが、想像を絶する左の画像の ような入力回路の発想は、実物で動かさないと理解できない物であった。
蛇足:この回路は実際の商品に使用され販売されています。

☆小川氏 「パソコンのロボット化・フリーソフトUWSCの紹介」

通常、パソコンを使う場合は、マウスを操作します。このマウスの操作を記録して、再生するソフトです。
デモは、非常に有効で、実用になるかと考えたが、実際に使って見ると、矛盾が発生した。 例えば、iconの位置が移動していればソフトが起動しません。開いたアプリケーションのサイズが違うと、マウスをクリックしても、位置がずれ次の実行ができません。
このマウスの軌跡のリストは、よく読めばわかるように書いてありますので、コマンドで実行するように書き直せば、よいのですが・・・・・・。
UWSCの場所: www.uwsc.info

平成19年3月25日(土)13.00~17.00・第156回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「PIC・P板のマイコンのボード」

マイコンボードとプログラム書込み機とをケーブルで接続して、リモート書き込みをする「ICSP」の方法の解説があった。その為の冶具として、6ピン6芯の電話アダプターのコードが披露され、希望者にソケットと共に配布された。


画像上:6ピン6芯の電話アダプターと、そのケーブルの反対側を書き込み機のソケットにさした上載せのソケットとを配線したもの。

画像左:その回路図

☆星野氏 「PICライターにDC-DCコンバーターを載せよう」


よく使われているPICライターの電源には、15V書き込みのために、それ以上の 電圧のACアダプターを要求しています。ところが、時々それを忘れて、手頃な9VなどのACアダプターを使い、プログラムがかけないと、パニックになることが多々あります。 それならば、DC-DCコンバーターを搭載すればと提案です。回路にもう少し手を加えれば、マイコンボード側の安定化された5Vでも使えます。と解説があった。

画像上:DC-DCコンバーターの回路図
画像左:穴空き基板に組んだDC-DCコンバーター

平成19年2月25日(土)13.00~17.00・第155回・夢作士定例会・晴

☆星野氏 「PIC・P板のマイコンのボード」

次回から、プログラムを考察する、P板comのPICマイコンボードの話があり、ボードと部品が希望者に配布された。 そのあと、ボードにプログラムを書き込み、LEDの点灯デモが披露された。
また、最近LINUXをパソコンにインストールした話があった。
画像上:P板comのPICマイコンボードに必要最小限の部品を載せた。
画像下:リモート書き込みの実行と、プログラムの解説。

平成19年1月28日(日)13.00~17.00・第154回・夢作士定例会・晴

☆小川氏 「PICマイコンで電子工作を始めよう。活用と解説」

最初、このところ活発になった、組み込みマイコンの話があった。
その後、実際にマイコンを開発する上での必要なパソコンの解説があった。 今年は、PICマイコンを無償で配布しているメーカーがあるので、それを入手して 勉強しようと提案があり、最近のPICマイコンの種類などが解説された。
画像左は、信号の伝達方法の歴史などの説明。右は、プログラムの解説。