ママチャリを楽しむ!その6 最終調整
2016.11.30
完成しました。いろいろなことが生じました。
頭の中で、何をくだらない事をしているのだ、などと喚いています。
前後のブレーキワイヤーの短縮を実行。内装3速変速機のワイヤーも短縮。
前かごの変更。グリップの交換。
ペダルの交換。・・・完成しました。
計算と合わない数値で、17.42kgでした。
ブレーキワイヤーを考察
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今までの状態。ブレーキワイヤーは、芯線は新しいものでしたが、外側は古いものをそのまま使っていた。長さも古いままでした。
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今度はワイヤーの外側を100円均一の新しい物に交換。随分短くなりました。ブレーキレバーは変速機に当たるので、左右を逆に取り付け。
変速機ワイヤーを短縮する
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内装3速変速機のワイヤーは、長さを測って、該当する物を購入せよ、と
ネットで調べると記してある。今回のカマキリハンドルを、バーハンドルに変更すると再度購入する必要がある。
しかし、ブレーキワイヤーは適当な長さに切断して使えます。変速用のワイヤーを短くするにはどうすればよいかを考えながら実験。
- 画像左:
-
錆が浮いていた外したワイヤーの構造です。芯線の先端にコブが取りつけれられています。この形状が前後に動かないので、いろいろな長さのものが売られています。このコブを移動できれば短縮は可能です。
- 画像右:
-
半田ごてを当ててみました。見事になくなって、残骸が少し残っています。つまりこのコブは鉛か半田でできています。ワイヤーを希望の長さに短くして、先端にコブを作成すればよいとわかります。
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この辺でよいかとワイヤーをカットして、先端にコブを作ります。
径を同じくらいにするために、先に小さなナットをはめ、半田吸い取り線を巻き付け
半田します。ナットを半田で一緒にします。
残念でした。取り付けができませんでした。ナットの径が大きすぎて、ワイヤーの調整用のガイドに通りませんでした。
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今度は、ガイドを外してその中を通してから、コブを作ります。半田吸い取り線はやめて、ナットと小さなはと目2個を使いはと目をカシメてから半田します。ナットは半田せず近くに寄せます。
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変速ワイヤーを取り付け、1速、2速、3速の位置を調整して完成です。
- 変速機のギヤの比率など
- 内装変速機の比率は、
1速:0.733、2速:1.00(直結)、3速:1.36、です。これをギアの数に換算すると、
1速:22T、 2速:16T、 3速:12T、となるようです。
前のギアの数は31Tでしたので軽快なままチャリの比率です。
1速:0.733、2速:1.00(直結)、3速:1.36、です。これをギアの数に換算すると、
1速:22T、 2速:16T、 3速:12T、となるようです。
チェーンを点検、注油
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チェーンカバーをねじを緩めて外し点検します。ペダルを回転させ、チェーンのゆるみを点検します。張り過ぎず、緩すぎず、むづかしい状態が最適です。
折角ですので注油もしましょう。ペダルを回転させ、車輪を回して、垂れないような量を注油します。
ペダルの交換
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ペダルの交換は危険が付きまといます。注意が必要です。左:新しいもの。右:付いていたもの。劣化していて滑りました。
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ペダルレンチをペダル取り付け部にかけて、力を入れて苦労して外している例が、ネットに多く記載されています。ハンマーを使うと簡単です。
- 左画像:
- ねじの部分に、CRC5-56を吹き付け、1日くらい時間が経過してから作業します。画像のクランクの位置では力が入りにくいですが、取れました。ペダルレンチをゴムハンマーでたたきます。右は1回で、左は2回でゆるみました。あっけないほど簡単です。
- 右画像:
- 交換後の状態です。取り付け時には、CRC5-56を布でふき取り、軸にグリスを塗布してからねじ込みます。この時には、15mmのレンチの方が便利です。
トークリップ取付:後日追記
29.02.09
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左:トークリップを安売りしていたので購入。表面を黒塗装する。
右:取付けて、ベルトも取付。スリッパに足を突っ込んだ状態で使う。足が後方に来た時に引上げが可能になった。
前かご交換
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左:100円均一で前かごを購入、一回り小さくなった、¥540-。 右:今までの物
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左:ブレーキレバーがかごに当たるので、木片をかませて少し前に出す。
右:その後、木片を取って、取付穴を作成。かごの後部を下げる。
前かご取り付け変更
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左:ハンドルのステーを抜いて、かごの取付金具(ランプかけ)を裏返しにし、
かごの取り付け位置を正規の取り付け穴に戻す。
ステーを2cm上にセット。ハンドルを回転して、水平に。結局ハンドルの高さは変わらず少し前方に移動した。
右:前から見ると、ブレーキレバーはかごから随分離れた。
サイクルコンピュター取り付け
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サイクルコンピューターを取り付ける事にした。
表示の設定を調べていたら、時速と積算計のみの設定ができることが判り、使うことにした。
上左図:センサーは前輪の鍵のすぐ下に取り付け
上右図:ワイヤーは前輪のブレーキワイヤーに添わせ、かごの中へ。
左図:表示部はかごの底にタイラップで固定した。
表示部、上;時速 0.0km、下;積算表示 0.170km。
米式バルブに交換
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画像は上から
英式バルブ、
米式バルブ
半世紀以上前に手に入れた、エアーゲージ
ママチャリ用の空気入れの先を、英式から米式に取替え
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左;英式バルブを米式に交換。
右:ママチャリ用の空気入れの先を、英式から米式に取替えて、空気を入れる。
ポンプに逆流防止弁が無いようなので、少し入れにくい。
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エアゲージで測りながら、3kg/平方cmまで空気を入れる。タイヤの硬さを指で押して納得する。
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左;圧力ゲージ付きの空気入れで実行。
右:圧力ゲージ部分の拡大。3kg/平方cm。
以前にこれで空気を入れられなかったので壊れたのかと、ママチャリ用の空気れの先を英式から米式に取り替えたのだが、こちらの方がやはり便利ですね。逆流防止弁もあるようなので楽に空気が入ります。
変速機カバーを塗装、サドルステーの止めナット交換
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左;変速機のカバーの外側が劣化していたが、塗装したら綺麗になった。
右:サドルポストのレバー付きのナットを、普通のナットに取替えた。
感想
ママチャリは、雨に打たれて放置されて、手もあまり入れられずに乱暴に扱われ、捨てられる。屋外に置かれて、多くの人に使われる洗濯機のようで、もう少し丁寧に扱えば、自転車は10年以上使えるはずです。ちなみに、防犯登録の有効期限は7年です。
そんな事を考えながら、自転車店の軒先で放置されていた、ママチャリを手に入れた。
タイヤをはじめ多くの部品を交換しないと快適には乗れないだろうと覚悟はしていたが、小物部品の価格が、小生の記憶より高価だったのと、別途、工具も購入したので、当初の予定より多くの出費をしてしまったが、あちこち直して乗ってみたら、相応によくなり、楽しい乗り物になりつつあります。手に入れた部品で使わなかった物もあり、それを無駄だったと考えるか、
また、おもちゃを買ってしまったと考えるかで、くだらない遊びの知識が増えるのも楽しいものです。
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