施設内店舗に番地を・提案1!!


基本的な番地の割り振り
建物の最上階から、最下階まで、同じように番地を割り振ります。
上図において、左上を基準にして、X軸とY軸を振り与え、交点に両方の値を並べると、2桁の数値の表が完成します。この表を、各フロアに割り当てます。
基点00は、設計上の図面から得てもよいのですが、上部を北にすれば、通常は北西の角になるでしょう。 00の位置が北西、99の位置が南東、つまり0と9を含む数値は最外周で、階段やエレベーター、出入り口、非常出口などに割り振ります。番号99(救急)が非常出口となれば、最上階から下階まですべて同じ箇所にあり、分かりやすいでしょう。
2重線の中が店舗で、商店街、出展店舗などがある場所です。8x8で64箇所ですが、多分不足することはないでしょう。枝番号を付与する方法もありますが、 番地が2箇所で同じでも、隣り合わせだなと分かるくらいで支障はないとも考えられます。
階数の表示について
上記の番号の前に、階数の数値を加え、322、もしくは3F22などと表示する方法も考えられますが、その数値全部が番号と覚えられると、何階にあるのかが記憶から忘れられることもあるので、3階の22、もしくは3Fの22と言われるほうが違和感は生じないでしょう。
増築を繰り返している建物では、番号1123は建物1号で1階の23番ということもあり、11階建ての大きな建物なのだと考えて行ったら、平屋で探すのに苦労した。などと言うことがないように、建物番号と階数は別に表示したほうが、誤解を生じさせないでしょう。
柱の番号、吹き抜けについて
建物の中には、多くの柱があります。また、吹き抜けがある箇所もあります。 ここはどう対処すればよいでしょう。 柱には、場所の目印として1番近い番号を振り与えます。この場合、その近辺にある店舗の番号と同じになることもあります。その店舗は、分かりやすい位置になり、集客も増え、名前と場所を覚えてもらうことで売り上げ増加につながれば、双方の利益になることでしょう。
吹き抜けにも番号を割り当てます。表示する場所はないですが、55が吹き抜けなどとしたら、大体、建物の中心にあることも判明します。

施設内店舗に番地を!!多数の例外

画像、上と同じ、縮小して再掲載
例外、その1
北の00から09がない、西の00から90がない。という建物もあるでしょう。 しかし、41の個所に階段がある。この様な場合は、階段を分かりやすく40にします。フロアの中央にエスカレーターなどがある場合は、その近くの番号を割り振ります。
例外、その2
17、18、27、28と占有していて、番号は18を使っていたが、その店舗は撤退した。その後に入った店舗の番号は、同じでも別の27でも、希望により割り振ります。この場合、18にあった柱の番号は変更する必要はないでしょう。
例外、その3
店舗の場所が移動して、番地が変更になった場合は、番地が主体ですので、新しい番地表示に変更します。覚えやすい番号だったのに残念ということも生じますが、来店者の立場からすると、分かりやすい表示場所のほうがよいでしょう。
例外、その4
数値に4が入っていて敬遠されることがあるかも知れません。その場合は使わない方法も選択肢のひとつですが、柱の番号は規則正しく割り振る必要があるので、44の近傍の店舗が55番地などということも生じますが、やむを得ないでしょう。
しかし、4階と言う階数は存在するので、近頃は気にする人は少ないかも知れません。
例外、その5
うなぎの寝床のような、横長の建物の場合は、どのようにすれば分かりやすいでしょう。横を、00、01、02、03、から、49、50と割り振り、 縦を000から900と振り、番地が3桁というのも考えられます。建物をある区切りで割付、A、B、C、と頭に付加する方法も考えられます。いずれにしても来訪者に分かり易く、関連する人たちが覚えやすく、案内しやすい番号付けがよいでしょう。
例外、その6
通路には、通常は番号の表示は不要でしょうが、入口と出口はありますので、上部もしくは通路上に表示があると、方向が分かりやすいかも知れません。例:05北、70南西、などなど。