5A_単四1本のチビ懐中電灯をボタン電池で白色LED化
主役は上の赤い懐中電灯です。
単四電池1本使用で、ロータリースイッチで使いやすかったが、
焦点がうまく合わず鍵穴を探すのに少し不便だった。
下の金属様のものは、現用の、ボタン電池と白色LEDを
組み合わせたキ-チェ-ン型の懐中電灯です。
これは、スイッチを押し続けないと連続点灯せず、両手が使えません。
この点が使いにくく、赤い方を白色LED化して、主役を取替えようと考察です。
定電流回路にして長時間使用を考察です。
回路と使用電池と構造を考察
購入時の内部の構成は、1.2V0.3Aの麦球と呼ばれる電球と単四電池です。
白色LEDは3Φが丁度合い、台座をどうするかがポイントです。
電池は、上のキー型で使われるLR41型電池より大きい、
LR44型がうまい具合に使えそうです。
回路を実験し、 定電流回路に、チップ型の2SK209を四個並列に使う事にして、
台座は2段にする為に、10.5Φと12Φの基板を作ります。
白色LED用の台座を作る
内側の10.5Φの基板とLED
FETを4個半田し、裏側にLEDを取付けた
完成したLEDとFETの基板
その右は以前の麦球
10.5Φの基板にFETを四個半田し、
裏側に、スリーブを通した白色LEDを取りつけます。
12Φの基板の中央に孔を開け2.6Φのビスとナットを取付けます。
これが電極となり電池の-側とつながります。
10.5Φの基板から、+側と-側の線を出し、12Φの基板とつなぎます。
12Φの基板は、頭部の中に入らずに縁に載ります。
ここは+側とつながりますので、メッキ線を使って、縁の電極を作ります。
全長は、LEDが飛び出さないように考え、
LEDにストッパー用のリングをはめます。
完成です
アルカリボタン電池LR44を6個ブロックにします。9Vです。
セロハンテ-プで固定しますが、巻きつけるとケースに入りませんので、
長さ方向に、3面貼り着けます。
LED部は、頭部にトランジスタの絶縁用の3Φ孔が開いた樹脂をはめ、
セロハンテープで10.5Φの基板と固定します。
電池を奥が+側になる方向に入れ、LED部を入れた頭部をねじ込みます。
スイッチを回して点灯すれば完成です。
単四電池と麦球は当分お休みです。
さて、実用になるかのテストです。これは可変電源でのテストです。
LR44x6は9Vです。
9Vで18.5mA、4.5Vで16.9mA、3.5Vで13mAです。
電流の比率は、100%、91%、70%で、3.5Vまで使えそうです。
計算値では、連続点灯時間は3.6時間ですが、これは電圧が1.2Vまでなので
最終電圧を0.6Vとするともう少し点灯時間は延びそうです。
LR41x3のチビと主役が交代です。やれやれ完成です。
定電流回路もうまく動作しました。
明るさは、130Lux(25cm)でした。
後日、FET、LED、変更
29.09.20
後日、回路を組み替え。画像は右端がLED。
FET小型4個使用を、6Vで5mAの普通サイズ1個に。
LEDも15000mcdに取替え。