NEC VersaPro VB  SSDを180GBに変更

2013.09.18

使っていると、やはりSSDの容量が小さいので不便です。 SSDを容量の大きいものに変更することにした。過去に240GBの容量のSSDに換装したが、何故だか、外されてそれはディスクトップ機に移動してしまった。今度は、180GBのSSDを手に入れ換装することにしたが、HDDのクローン作りにこれほど苦しむとは考えなかった。経緯の報告です。
後日、失敗の原因を考察
HDDに内蔵の回復パーティション:D2D領域が、HDDの最初の部分に設定されているのが原因らしい。
この部分がHDDの最初の部分にあると、クローンドライブを作るときにトラブルを生じるようです。以前のものは最後の部分にあった。それを回避するには、自動設定でクローンを作成するとトラブルが無いようです。最初のページで、2.5インチのHDDにクローンを作ったときには、設定変更無しで行ったのでトラブルは生じなかった。 ディスクの分割を、変更するとうまくいかないようです。

INTEL SSD 335 SERIES 180GB


左は、INTEL335シリースのSSDです。
  180GB。購入価格:¥13,800-。
規格では、
  SATA 6Gbps Read:450MB/s Write:500MB/s
です。
しかし、パソコンの規格が3Gbpsですので、どのくらいの速度になるか楽しみです。

クローンドライブの作成、試行錯誤(失敗例)

1.Acronis True Image Home でクローンを作成(失敗)


マイクロSDをUSBアダプターにいれ、HDDの様にパソコンに認識させ、起動可能なものが左の3種です。
左:ubuntu(Linux)、中:acronis、右:Win PE。
今回は、中のacronisを使います。
SSD180GBを外付けドライブとして接続し、acronisで起動します。D2Dの回復ドライブを6GB、残りを半分づつに分割して、クローンコピーします。


そろそろ、完成です。

完成かと、外付けドライブから起動しようとするも起動しません。
こんな表示がでて、どうにもなりません。失敗のようです。

2.INTELから指定のソフトをダウンロード(失敗)

SSDに付属したCDを読み、指定のアプリをINTELからダウンロード。 インストールして実行。


途中の画像がありませんが、以前はもう少し分かりやすい画面だったような記憶が。 1項と同じように、HDDを分割して実行。

SSDを載せ変えて起動します。また、起動しません。 同じ表示がでて、どうにもなりません。失敗のようです。

3.再度 Acronis True Image Home で書き戻しを実行(失敗)


今度は、1項のUSB、Win PEで起動します。

これは、WindowsのOSから最初にメモリ-に展開される部分を抜き取って、 USBから起動可能になるようにしたもので、動かないパソコンからファイルを救出するのに役にたちます。
windows ですので、ファイルの並びもエクスプローラーの様で分かりやすいです。

起動すると左の画面になり、上部の黄色の枠をクイックすると、下図の様にエクスプローラーが左右に2面現れます。


この画面は、完成した後のSSDの画像です。途中経過の状態とは少し違いますが、 表示画面は、ほぼ同じです。 以前にacronisでバックアップしておいたファイルを入れたHDDのドライブ、80_BK をUSBでつなぎます。


バックアップしておいた、F:¥80_BK¥nec_vb_250909.tib を探し出し、画面左のDドライブへコピーします。

パソコンを再起動し、今度は、1項のacronisで起動して、バックアップファイルをCに書き戻します。

幾らか時間を要して、完成しました。さて、再起動です。あっはは、やはり起動しません。
Win7のOSのDVDを使って、修復を実行するもうまくいきません。残念!!

INTELの指定のソフトで再実行

ダウンロードしたINTELのファイルをインストールしたが、それをアンインストールして、再度インストールから実行する。


インストール画面


開始をクリック。 今度は、外付けSSDの分割をしてしないで、 自動設定でクローンコピーを実行した。


2項と同じ画面がでて、実行していいます。少し待ちます。終了の画面が表示されれば完成です。
電源を切って、SSDを内蔵のものと交換します。
今度は、Win7の画面がでて、修復を実行しますか?とでました。 これは実行するしか方法はありません。幾らか時間を要し、再起動を繰り返し やっと完成しました。やれやれです。

動作確認と容量の変更



コンピュターターの管理から、ディスクの管理を表示。ドライブの名前と容量を変更します。
Cドライブはボリュームの縮小、その後、Dドライブはボリュームの拡張を実行する。


名前を変更、C:80GBに、残りをDに設定、やっと完成です。

Tool Box、ダウンロードとインストール



メンテナンスソフト、ToolBoxをインテルのサイトからダウンロードして、 インストールします。ファームウエアの更新が必要なら行います。 SSDの現在の状態が表示され、何も問題がないことを確認します。

対応転送モードを調べる



CrysralDiskInfo でSSDの対応転送モードを調べる。
これは実は、SSDの転送速度ではありません。パソコン側の転送モードです。 そのため、書込み、読み出しの速度の速いSSDを使っても、これ以上の転送速度は出ません。リストを見ると、SATA/300とあります。最大転送速度は300MB/sです。

動作速度の確認



新しい、SSD180GB
CrystalDiskMark の調査結果です。 左から、C、D、RAMのデータです。


今までの、SSD62GB
CrystalDiskMark の調査結果です。 随分違いますね。 左から、C、D、RAMのデータです。



これは、実験をしたが取り外された、240GBのデータです
SSDのシリースは335で変わりませんが、以前の240GBより最新の180GBの方が書込み速度が早くなっているのは 購入した時期が8ヶ月ずれているので、その間に改良されたのでしょう。

起動時間



起動時間をフリーソフト、ブートレーサーで調べます。実際にはこれに加えること10秒くらいが、使えるまでの時間です。43秒ですね。Win7としては普通です。
最初のページの測定では、40秒ですから遅くなっています。ファイルが増えたせいでしょう。

不思議な現象



HDDの回復パーティションには、D2Dファイルが書き込まれている。 以前は、3GBくらいの表示があったはずだが今は空100%となっている。 気になったので、外した62GBのSSDを外付けして調べたが、赤枠内の表示は 同じだった。ファイルがあるのかないのかが不明です。
しかし、説明書に従って、ハードディスクからの再セットアップを実行すると以前と同じ画面が出てきますので、ファイルはあるのでしょう。無論、途中で中止しています。