NEC VersaPro VB(VK10E/BB-B)

2012.07.02

Win8になりそうな時代です。ノートパソコンはWinXPを時々持ち歩いているのだが、そろそろ、変えねばと、手頃な価格で、重さ1kg台前半、SSD、メモリー2GB以上のものを探していた。
最初、Atom、N2800(2コア4スレッド)、メモリー4GBを見たのだが、さすがに画面が小さすぎ、少し動作がもたついたので、あきらめました。 その次に、AMD(2コア)のものを探し、現物を見つけたのだが、通電してなくて見え方が不明で、やはり画面が小さいかとあきらめました。
2度も秋葉原へ探しに行ったが目当てのものがなく、あきらめて歩いていたら、希望道理のものを見つけ、手に入れました。SSDが62GBが気になるが、アウトレット商品だったのも納得の上で、メモリーは1GBを8GBに変更、入れ替えも依頼し、チェック済みを購入。

外観、仕様


本体大きさA4です。電源アダプター、DVD-ROM付属。

仕様
型名
VK10E/BB-B  (型番:PC-VK10EBBCB)
CPU
Celeron U3400 1.06GHz  (2コア)
OS
Windows 7 Professional 32ビット
アプリケーション
Office Personal 2007
SSD
62GB SSD
メモリー
8GB  (4GBx2)  (初期:1GB)
ディスプレイ
12.1型ワイドTFT液晶  1,280x800ドット
コネクタなど
USB(USB2.0)3個  SDカードスロット  LANポート
外形寸法
292x223x29.8  (A4用紙は、297x210)
質量
1.28kg(実測)
ACアダプター
220g(実測)
光学ドライブ
付属外付けドライブ:DVD-ROM
付属物
説明書などのCD、3枚
発売時期
2010/10

動作は如何に??


写真を撮った角度の問題で、色調が少し違います。上が現物に近い色です。
起動は40秒、終了は15秒で早くて静かです。時々ファンの音がします。セレロンなので、動作にもたつきがあるかと心配しましたが、満足出来る動作速度です。
いつもの様に、新しいパソコンを手に入れると実行している事を行います。 パソコンを初期状態に戻します。つまりOSを初期状態に戻し、アプリケーションソフトをインストールしなおします。OSはリカバリー領域から再セットアップを実行。office ソフトはインストールから行いました。そのほかの必要なソフトも入れて完成です。
再セットアップ時に、OSのリカバリーDVDが出来るかと試行錯誤したが完成しなかった。NEC指定の外付けDVD-RWを指定しています。付属したものはDVD-ROMで、手持ちのDVD-RWを使ったが、不可能だった。
SSDが62GBなので、Dドライブは、10GBと非常に少ない容量になったが設置した。

大きさと質量の問題


携帯するには、大きさと質量が問題です。カタログや使用書では質量はあてにならないことが生じます。今回は、仕様書1.17kgですが、実測1、28kgでした。
寸法は、付属したCDから印刷した説明書、A4とほぼ同じサイズです。


左:本機、ACアダプターが入らない。 右:今まで使っていた、B5版ノートパソコン一式。

外出時には、保護のために、100円均一のA4ファイルサイズのプラスチックケースが丁度よい大きさです。ケース約300g。 電池は満充電で、規格は5時間以上、実際は10時間と表示されたので、ACアダプターなしでよいでしょう。 その時は、本機とケースで、約1.5kgとなり、右のB5版のPC、画像の状態で、1.9kgより軽量です。画面も、12.1型1,280x800 で、右の10.4型1,024x768 より広くて使い易いです。

雑感

OSのDVDの問題
現在、多くのパソコンで、HDDに隠しドライブ、リカバリー領域を作成して、OSなどをいれ、再セットアップ用に用いる方法が広く使われている。 通常は、ここからリカバリーDVDが作成できるのだが、本機に付属したDVD-ROMでは作成不可能で、別のものを接続しても、指定品でないとしてうまくいかなかった。 使用する権利を購入しているので、別のものでもバックアップDVDが作成されるほうが正しいと考えるが、トラブルの問題か、悩ましい問題です。
光学ドライブの件
本機には、光学ドライブを内臓できる空洞の部分があり、現状では無駄な空間となっている。機種によっては内蔵しているが、HDDも入れられるように考慮されているのかも知れない。携帯時に光学ドライブを使うことはまずないので、これでよいのかと考える。
電源について
ノートパソコンを、携帯しないで、常時使う人はACアダプターを接続して使っている。電池を50%充電で外して使ってもよい。と記載があるので、電池のスペースに入る形状のACアダプターがあれば、場所をとらずによいのだがな。本機に供給するDCケーブルは通常の差込口へ入れても、アダプター本体が、電池部分に収まればよいのだが、このようなノートパソコンを販売しているメーカーはないようです。

SSDについて

内臓しているSSDは62GBです。容量が少ないのが気になるが、販売時の価格がSSDのみで ¥45,000- となれば、やむをえない容量かも知れない。
上図は CrystakDiskMark のデータです。左が本機のSSD、右は、ディスクトップ機の3.5吋7,200rpm のHDDのデータです。Read はHDDよりよいです。このお陰で、パソコンの動作を速く実感でき、威力に驚いています。しかし、Write は遅いです。

パフォーマンス、スコア

画像左側は、本機のデータです。右端は、ディスクトップ機のデータです。 上の項目のSSDに記してあるHDDを搭載したディスクトップ機で、Core i7 2600、 メモリー 16GB です。
プライマリーハードディスクのデータ転送速度は、本機SSDの方がスコアがよいです。
ReadyBoost について
手持ちのUSBメモリーや、SDカードを使って、ReadyBoost が有効になるか実行してみたが、class10 のものを使っても、動作の改善はわずかです。と出て無駄だった。

フリーソフト(BootRacer)で起動時間を測定


ディスクトップ表示まで27秒です。

3回の測定時間で、平均:27.6秒です。電源ONからストップウオッチ
で測ると40秒くらいです。どちらが目安かは不明ですが、後者でしょう。

無線LANを考察

購入した後で気がついたことだが、本機には無線LANが内蔵ではなかった。 内蔵している機種もあるが、本機はオプションでした。
半年位前に手に入れた無線LANアダプターと、最近手に入れた無線ブロードバンドルーターとが使えるかと調べ、動作を確認した報告です。

左画像上の無線LANアダプターを半年位前に購入。ディスクトップ機のUSBに差込みインターネットで検索させるも、該当なしで動作せずでした。

先日、画像下の無線ブロードバンドルーターを手に入れた。 動作は如何かと、接続して、ルーターとしての機能を確認し、その後、別のノートパソコンとの無線LANも確立したので、動作はOKでした。
その後、この機器のマークが2台とも同じことに気づき調査しました。

プラネックスコミュニケーションズ株式会社
  URL:http://www.planex.co.jp
無線LANアダプター:
  型式:GW-USMicroN
  購入時価格:¥300-
  ドライバーファイル名:gw-usmicron_win_v1.zip
  説明書ファイル名:GW-USMicroN_QIG-A_V2.pdf
無線ブロードバンドルーター:
  型式:MZK-WNH
  購入時価格:¥500-(ACアダプタ付き)

ドライバーのみをインストールして再起動します。 同じ会社の製品ですので、Webキーを書き込み後、簡単に接続しました。

SSDとHDDの比較、HDDでの動作は如何に?

SSDとHDDではどの位違うのかの実験です。


左:内臓62GBSSD

右:そのデータ(再掲載)

左:入れ替えた80GBHDD

右:そのデータ

現在は、時間も経過し、アプリケーションソフトも追加されました。
SSDと同じ内容のHDDのクローンを作り入れ替えて測定しています。 この計測は、すべての初期設定が終わって、使えるようになるまでの時間をストップウォッチで計測しています。
SSD使用
起動:51秒、停止:20秒
HDD使用
起動:75秒、停止:15秒
起動のみならずすべてでの速度が落ちました。実用にはほど遠くなり、 SSDの威力を再認識しました。

後日追記、BIOSを点検、その1

25.09.16

パソコンのBIOSを調べると、SATA Port0 と SATA Port1 があることに気づく。 Port0 はSSDで、Port1 はDVDドライブです。現状はここは空洞になっていて、ドライブはありません。空洞があるのだから、HDDを挿入できればよいのだがと探すと、 DVDの枠の中にHDDを入れられるアダプターがありますね。


画像は合成です。左:DVDの枠とHDD。右:内蔵した合成画像。
このように、DVDの代わりにHDDもしくはSSDを内蔵できます。 注意点は、DVDとHDDの厚みに種類があるので、枠の厚みを挿入可能な厚さのものに、内蔵するHDDはそれより薄い物にする必要があります。
問題もあります。固定をどうするかです。上部にねじ孔がありますが、この位置は標準かどうかが不明です。

後日追記、BIOSを点検、その2

29.05.08

パソコンのBIOSを調べると、Advanced,Total Graphic memory という項目があり、 数値を設定できる箇所があった。 搭載しているメモリーの使用サイズを選べるようだ。Max DVMT に設定。下段の赤枠の説明はBIOS画面の右側の説明を移動したもの。
現在、本機は32ビットで使われている。メモリーは8GBなので、RAMディスクに2GB使っているが、まだ使われていない容量があるので、設定してみた。 なんとなく動作が軽く速くなったような気がする。