DELL DIMENSION 3000 ・ 起動しない
突然パソコンがフリーズして、再起動ができなくなった。OSがないという表示が出る。
やむをえず、フォーマットしたが、OSのインストールができない。再三試行錯誤をするもインストールできず、そのうちHDDを認識しなくなった。とうとう、初期不良で無償交換となった。 その詳細の報告です。
17.12.01
DELL DIMENSION 3000
起動しないパソコン・最初の問題
この機種は、納品時には80GBのHDDが1ドライブでCドライブのみでした。
小生はどの機種も2ドライブで、Cドライブにアプリケーションを、Dドライブにファイルやデータを入れる事にしています。
このHDDをフォーマットして2ドライブにするには勇気がいりますので、最初に、パソコンの改造をしました。脱着式のHDDケースを組み込み、そこに手持ちの30GBのHDDをいれ、C,Dの2ドライブにしました。
この部分は、雑記帳の17年5月にも記載があります。
納品時のHDDケーブルが短いので長いものに変更するといろいろなトラブルが出ます。
わからないのは、設定がCSでないと認識せず、MASTERにならないのです。
このHDDがうまく2ドライブに完成したので、付属してきた80GBのHDDも同じ方法でOSのインストールを試みましたがうまくできません。フォーマット時に最初の部分で・・・を修復しましたと言う表示が出ました。このため、最初に何MBかのごみファイルをいれ、その後でOSのインストールをしました。
その後はこの件も忘れて快適に動作をしていました。
左図は、HDDを脱着式に変更したもの。
右中は、その中の構造。右端は、外観、これごと入れ替えます。
このパソコンは上記の様にHDDを脱着式にして、80GBと30GBを入れ替えて使っています。つまり同時に2台は使えません。また、使用時間の比率は3対7で30GBの方が長時間使われています。おまけに、30GBのHDDは14年11月購入でWIN98機で使われてきたものの使い回しですので、相当酷使されています。
両方とも時々フリーズしていました。
起動しないパソコン・次の段階
最近、80GBが再起動ができなくなり、フォーマットしてOSのインストールからする必要がありそうな状態になったので、最初にWIN98機にバックアップを取ります。
別のWIN98機に上記のHDDをはずして入れます。
自作のセレロン733機です。この機種は、Win98とWinMEをHDDを差し替えて使っています。CGI/PERLのプログラムがWin98ではうまく動かないのでWinMEにいれて使っています。
左図の、上から3番目の黒いものが問題の80GBのHDDです。
Dドライブを丸ごとコピーしてバックアップファイルが完成します。
こんな事もあるかと、小生のHDDはすべてFATでフォーマットしています。
起動しないパソコン・HDDの検査
HDDの検査です。WinMEの起動デスクにSCANDISK.EXEをいれてPCを起動します。OSのインストール時に見慣れた画面がでて、次へ進むとクラスタスキャンの画面が出ます。
笑ってしまいそうな画面です。ドライブC:不良クラスタ26箇所です。同様に調べてドライブD:不良クラスタ25箇所でした。何たる事!!しかも、136調査済みで次へ進まず停止しています。
再フォーマットをするも修復を繰り返し、OSのインストールもできず。何度か同じ手順を繰り返して最後にHDDを認識しなくなり、投げ出しました。
やむを得ずメーカーに電話しました。
電話をしながら点検です。起動してすぐにF12を押します。次の画面が出ます。5を選択します。
Drive 0:Failです。つまり不良。認識せずです。
購入後半年なので初期不良で無償交換となりました。早速手配がされて、次の日に手元に届きました。
新しいHDDの検査
新しく手元に届いたHDDの検査です。フォーマット後のドライブC:です。
無論不良クラスタなどありません。
最初に、HDDの接続ケーブルを変更してみました。ケーブルのコネクターには、SYSTEM、HDD2、HDD1と表示があります。両端を使うとCSで認識しますが、少し長過ぎます。HDD2とHDD1の間を切断して短くしました。2台のHDDの片方を認識しません。ケーブルの接続を変えてみました。SYSTEMと表示されているコネクターをHDDに、HDD2と書いてある方をメインボードにつなぎます。なんと、2台ともMASTERの設定で認識しました。めでたしめでたし!!
その後、C:ドライブにOSなど必要なアプリケーションをいれ、HDDをWin98機に挿入して、D:ドライブにバックアップしていたファイルをコピーして、やれやれです。先が見えてきました。
そのほかのHDDの検査
本機で使っている30GBをはじめ、手元のHDDを検査しました。
購入年月 | 製造メーカー | 容量 | 現用OS |
分割ドライブ数 | 不良クラスタ |
11.11 | Maxtor | 6.5G | win95 |
c: d: e: | なし |
11.11 | Maxtor | 10G | winME |
c: d: | なし |
12.09 | Western D | 20G | win98 |
c: d: | なし |
14.11 | Maxtor | 30G | winXP |
c: d: | なし |
17.11 | Western D | 80G | winXP |
c: d: | なし、上記のもの |
98年製 | Quantum | 3.2G | スペア |
c: | なし |
これを見ると、今回の不良HDDは小生の使い方では無いようなので安心しました。
後日の追加の記事
設定が終わって、Webページの手直しをする必要があったので、40MBのファイルを一括で送ろうとFTP転送をすると、途中でHDDが止まります。再起動です。
Webページで長い読み物を長時間読んでいるとHDDがとまります。
実験のため、DVDから1GBのファイルをHDDに書き込み、フリーソフトの「完全削除」を使ってこれを削除すると、これも途中で止まります。
ほかのHDDではこれらの現象はおきません。悩みの種が増えました。
「完全削除」と言うフリーソフトは、ファイルに乱数を書き込み、タイムスタンプを変更して、ファイルサイズを0にして、最後に削除するソフトです。
試行錯誤の結果、本機の80GBと、Win98機の20GBのHDDを交換しました。
現在は共にとまらずに動いています。本機はWebページ作りとメール専用なので20GBもあれば十分です。