電波時計

2008.08.10
先日、「千金ワールド」という1000円均一店があるというので覗いてみた。
その結果、壁掛け時計を2個買ってしまった。1個は電波時計、もう1個は温度、湿度、気圧計がついているものです。「気圧計つきの時計」を参照
時計は、電池を入れれば動くと考えたら大間違いだった、というお話です!!

電波時計



左は、電波時計です。
製品仕様
  1. 精度:
    電波による時刻修正時誤差1秒以内
  2. 使用電池:
    単三アルカリ乾電池、寿命1年
  3. 受信電波:
    標準電波JJY、自動選局
  4. 自動受信回数:
    最多14回/日、最小1回/日

経過報告

1日目
動かそうとよく見たら、時計の針は正午をさしていた。現在時刻は16時すぎです。
電池を入れたら、秒針だけが回りだし、そのうち、長針、短針も回転して、正午、つまり1回転して、12時を指して止まった。20分位を要し、電波が受信できたらしく、16時何分かで、やっと動き出した。TVをつけて、時刻を見ると、同じ表示で、納得と安心があった。秒針も合っていて、なんだか得をした気分になった。
2日目
快調に動いていたのが、午後、時刻は13時30分を指して停止しています。取扱説明書を読むと、夜中の1時に時刻あわせをするらしく、その時に止まることが記載されている。さては、12時間ずれて仕事をしているのかと様子を見ることに。
3日目
電波時計は昨日と同じ13時30分を指して停止しています。
やむをえず、輸入発売元に電話しました。初期不良かもしれませんので、送り返してください、点検修理するか、別の代替品と交換します、とのことでした。
しかし、いつ返送されてくるかは不明です。またまた、催促で、不愉快になるのは御免です。廃棄処分すべきか、どうすべきか?


時計が動かないなら、針を外から回して正午にしたら、 最初の状態に戻るのかと分解です。

左の画像は時計の裏側です。1番外側のビス6本を外すと、 表面の枠がはずれ、その内側のメッキの枠もガラスも取れました。

針を回して時刻を合わせるなんて、面白そうと、長針を戻します。正午にあわせます。 その後、電池を入れたら、最初の状態に戻り、時刻が合いました。 めでたしめでたしとガラスを載せ、枠をとめます。 何事もなかったように壁に掛けました。

4日目
朝から出かけて、夕方帰宅すると、電波時計が行方不明です。別の時計が掛けてありました。探したら、別の部屋の柱に掛けてありました。予感が当たりました。
時計は動いていません。これでは時計の役をしませんね!!
5日目
廃棄処分すべきか思案中に、昔の事を思い出しました。
100均の時計のケースを入替えたときに、機構部を表面パネルに固定してあるビスを締めすぎて動かなくなり、緩めたら動いた事を思い出したのです。つまり、指針の中心を固定する樹脂製のナットの締めすぎです。
早速、また分解して、実行です。横から、太目のピンセットで樹脂ナットを緩めます。 最初90度位戻しましたが、機構部がまだ固定されているようなので、120度くらいまで緩めると、機構部が少し動きます。これで完成と、時刻を正午に合わせ、組み立てて、電池を入れます。
1日目のように、時計は自分で時刻を合わせました。いいのかな!!
6日目
あら、今日は時計として働いているのね、と確認。
7日目
あら、今日も時計として働いているのね、と確認。
8日目
やっと、仕事が何たるかが、判ったのね、と安心。
蛇足・その1
この時計は、モーターが2個あるらしく、秒針とそれ以外の針は連動していません。つまり別々に時刻あわせをします。真面目に時刻あわせをしているときは、中で小人が仕事をしているような錯覚になり、楽しめます。文字盤に、RADIO CONTROLLED と表示があります。単純に読むとラジコンです。電波時計は、電波によるラジコンかと納得。
蛇足・その2
廉価版の時計の機構部は、プラスチックです。しかも1番廉価なABSです。
このため、ねじの締め方でゆがみを生じ、時計が動かなくなります。何年か前に手に入れた時計が、最初はよかったのが、電池を食うようになり1ヶ月と持たなくなりました。その後、電池をぬいて、壁に掛けておきました。最近、捨てるべきかと最後のテストをしたら、何事もなく動きだし、4ヶ月以上も動いています。ゆがみが取れて動くようになったのかもしれませんね。

見にくい金色指針を黒色に塗装、後日追記

2017.10.10

この時計の指針はアルミに金色のメッキがされており綺麗ですが、文字盤のバックが白色なので、明るい昼間は時計の針は少し見にくいです。

針を黒色に塗装したら見やすいかと考察。しかし、エナメルの塗装では針の重さも変わり時間が狂うかもと躊躇していた。先日、物品棚をかたづけていたら、昔、プロッターに使っていたインクが出てきた。このインクは習字の墨と同じもので粒子が細かい。 これを一滴落として筆で伸ばしたらちょうどよい色に。時針と分針のみ黒に変更。 見やすくなりました。

電波時計の電池の交換についてのうんちく

電池の寿命で時計が止まった時に、新しい電池と取替えます。その時の時計の動作を説明します。
古い電池を取り出したら、そのまま5分以上放置します。
新しい電池を入れると、秒針が12時で止まります。その後、時針、分針が動き出し共に12時の位置で止まります。 そのまま放置します。電波の受信に成功すると、現在時刻まで針が移動します。 電波の受信状態によってはこの時に時間を要します(3分から15分)。