小物を撮影する時の台・背景用の小道具の考察
小物を撮影するときに、机の上に白紙や白色樹脂を置き、その上に小物を載せて撮影すると、その小物の影が出ます。
今まで多くの製品、部品、小物を撮影したが、自然光が1番よいので、机を窓際において撮影することが多かったが、この影が気になりだした。
最初は、手持ちの白色LEDや白色電球を使って、バックライトを考察したが均一なバックの光源は難しく、また、電源をどうするかで悩みました。白色LED:5V15mA/1個、白色電球:5V100mA/1個です。
試行錯誤を重ねているうちの、結局電源なしが1番よい結果になりました。もっと早く気がつけばよかった、と反省しきりです。
20Wの蛍光灯を5本並べたバックライト用の白色の台や、上から照明する30Wと18Wx2のカバーなども使いますが、これらを使用すればきれいに完璧に撮れますが、さすがに装置が大きすぎて簡便とは言えません。そこで簡便を徹底的に追求した結果が本台でした。
入手するもの
- A4ファイルケース、乳白色で光沢のないものがよい。高さが必要。
- 反射シート、白色光沢ありがよい。なければ、A4の用紙を代用。
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100円均一店で購入、¥105-。320x240x35
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1mm厚みのプラスチック板、手持ちの樹脂シートを使った
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底部へ両面テープで固定する。蓋を閉めて完成
使用結果、撮影見本
画像中の上の青いものは、豆電球にキャップをかぶせて白色が出るようにしたもの。
画像中の下の透明のものは、5Φの白色LEDです。
共に、今回バックライトとして検討したが使われなかった部品です。
左側の画像は、上で使った樹脂板の表側で、小さなでこぼこがある面で撮影。
右側の画像は、本台を使った。左右で影の影響が違うのが実感できます。
また、部品の内部も写り方が違うのが判ります。
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RICOH:R1で撮影。ホワイトバランス:AUTO、白紙にあわせるはない。
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PENTAX:230で撮影。ホワイトバランス:白紙にあわせる。
RICOH:R1、400万画素。PENTAX:230、200万画素。
共に近接撮影で、ほぼ画面一杯に撮れます。トリミング、コントラスト、シャープ化など画像の加工をしていますが、画素数の多いほうが、トリミング後の加工が難しい。斜めの線をきれいに縮小するのが難しい。
写真をA4サイズで印刷するのでなければ、特にWEBで使用するなら、200万画素位が使いよいのもしれません。