目次
 
 

2.調剤薬局、異臭・化粧品のにおいのする飲み薬

馬齢を重ねると、病院とも親しくなり、毎月、薬を処方されることも増えます。 処方箋を調剤薬局へ持参します。しばらく待つと、紙の袋に朝と晩の飲み薬が入った物が出てきます。係員は、その袋に手を入れて薬を取り出し、確認をします。その時に薬の個別の包装に指紋がつきます。
製薬会社では、レベルの高い気密室で薬を製造し、包装、梱包まで、ほとんど人が触れない状態で出荷されるはずです。
調剤薬局では、多くの人手でそれらは選別され、窓口に来る人に配られます。何人の人がその薬に触るでしょう。雑菌の上に雑菌が加算され、異臭や化粧品の臭いも付加されて患者の渡されます。

調剤薬局では

最悪、トイレに行って手を洗う習慣のない係員がいれば、どうなるでしょう? たまにはありそうですね。せきやくしゃみを抑えた手で平気で触る人もありえますね。 多分、薬剤は包装されているので、雑菌がついても良いと考えているのかもしれません。
ここで問題があります。左画像、右の錠剤は上から押すと下へでてきます。画像左のカプセルはうまく押しても簡単には出てきません。強く押すと変形して更に出てきません。 やむを得ず、指先でつまんで取り出します。その時に、包装の外側に付着していた雑菌は指先に付着し薬のカプセルに付着し、患者の口に運ばれます。そして、雑菌と薬は、混ぜ合わされ効果を発揮します。
あなたは、指紋だらけで雑菌もついた、薬をどう考えますか??

食品の製造、携帯電話、電子機器の製造過程

食品を扱っている製造会社や、商店は、素手でそれらを扱っているところが多いが 多くの食品は、購入後は洗って食しているものが多い。例外は和菓子であるが、 衛生的には充分の注意をして作られている。
携帯電話など電子機器を製造しているところでは、 小さなブロックごとにそれらを洗浄し、組み立てている。組み立て時には手袋をして 商品のめっき部分や外装に指紋や手の油分が付着して、 変質、変色が無い様に注意して組み立てている。それを緩衝材や袋に入れて梱包して 出荷している。
われわれが店頭で見る携帯電話に、指紋などはありません。

あなたは、指紋だらけの商品を買いますか??

上記のように裸で売られている和菓子などには指紋の痕はありません。 携帯電話は個別に梱包されて販売されています。開梱しても何所にも指紋などはありません。
市販されている薬剤、薬品も開梱して使いますが、指紋の痕はありません。
何故、店頭に配送されるまで、人の手に触れない薬剤を、多くの係員の手によって指紋と雑菌まみれにして販売するのか、理解出来ません。
病院で処方される薬は週単位なので、製薬会社から出荷される薬剤が、10個包装でなく、7個包装にすれば、指紋と雑菌が付着する危険が減りますが、薬剤会社の怠慢か??