ubuntu 10.04 を 楽しむ!!

2010.07.22

Linuxの派生であるubuntuは、毎年2回、4月と10月にバージョンアップがあります。 発展途上とは言え、その度にパソコンもバージョンアップするのは面倒です。
しかし、9.04以降、起動が早くなったと言うので、インストールしてみました。その結果、使いかっても少しよくなったようです。起動、停止、共にはやくなりました。 また、グラフックコントローラやディスプレイモニタの認識率も上がり、以前のバージョンでは認識しなかった機器にもインストール出来ました。 画像は、起動画面で、ファイルの読み込み時に赤丸が移動します。

現用の機器では、dell optiplex GX60 は ubuntu 9.04 がグラフックコントローラを認識せず、ubuntu 8.10 で使用。dell dimension 3000 は、ubuntu 9.04 がディスプレイモニタをうまく認識せず、別にCRTをつないでインストールし、LCD モニタに設定を変更して使っています。詳細はそれぞれに項目をご覧下さい。
両機器とも、新規のHDDを使ってインストールしています。ubuntu 10.04 がすんなりと入りました。
また、SHARP 製のノートパソコンでも動作を確認しました。

ファイルを入手する  ubuntu-10.04-desktop-i386-jp.iso

雑誌の付録を使う
ubuntu がDVDなどで付録として同梱されている雑誌を購入する。 通常は、CD-Rの作成方法も記してあるのでそれを実行する
ネットからダウンロードする
ネットからファイルをダウンロードする。今回はこの方法で実行。
Linux 関連のファイルのあるところ: http://simosnet.com/livecdroom/・ライブCDの部屋
CD-Rに焼き付ける
入手した 「 ubuntu-10.04-desktop-i386-jp.iso 」 ファイルをCD-R に焼きつける。
フリーソフト「 ImageBurn 」を使った。

ubuntu 10.04 インストール手順

ディジタルカメラの設定を、インターバル撮影10秒間隔に設定して、自動連続撮影で画面を取り込んでいます。
以下の画面からインストール完了、再起動まで、25分。使用機器:DELL GX60 セレロン2.4GHz

言語設定

パソコンにCD-Rを入れ起動します。少し時間を置いて画面が出ます。
設定言語:日本語。「Ubuntu 10.04 LTS をインストールする」をクリック。

タイムゾーン

パソコンの時間を合わせます。「進む」をクリック。

キーボード

通常は「既定値」japan を指定。小生は英語キーボードなので、使用するキーボードを指定する。入力欄には、shift+9 、shift+0 で()が表示されている。

ディスク

このHDDは、すでに実験済みなのでインストールされている。 これを全部破棄してインストールすることにする。
「手動でパーティションを設定するを」選択、「進む」。

パーティションの準備中

現在の状態が表示されます。各パーティションごとに選択し、「削除」を実行。

パーティションの準備中

HDD全部が空き領域として表示されます。「追加」をクリック。

基本パーティション

基本パーティションを設定します。45%(18GB)に設定しました。

マウントポイント

場所は、先頭。マウントポイントはルート(/)を指定。

設定の表示

現在の設定を表示。空き領域に論理パーティションとスワップを設定します。

論理パーティションを作成

論理パーティションを作成、50%(20GB)。
場所:末尾、利用方法:FAT32 ファイルシステム、マウントポイント:dos。

スワップ領域を設定

残りの5%(2GB)に、スワップ領域を設定。利用方法:スワップ領域。

全体の配置を表示

HDDの分割が完成しました。順序と指定を間違えるとこのように綺麗になりません。 その場合は、全部を削除して、再設定を実行します。

情報を入力

情報を入力。パスワードは忘れた頃に必要になります。メモもとります。 自動的にログインするを指定すれば、起動時にパスワードの入力が不要です。

設定を表示

今までに設定が表示されます。「インストール」をクリック。

インストール画面

インストールが始まりました。少し待ちます。

そろそろおわります

そろそろインストールが終了します。

再起動の表示

インストールが完了しました。再起動をします。

読み込み中画面

パソコンがリセットされ、ububtu が起動します。赤点が移動して読み込み中がわかります。

起動画面

起動しました。今までと随分違う画面です。起動時の音楽は今までと同じ「フォックストロット」です。
上と下のバーは今までと同じです。

終了は

終了は、上右端のボタンをクリック。プルダウンメニューから「シャットダウン」を選択

シャットダウン

小さな画面がでて、「シャットダウン」をクリック。パソコンの電源が自動で切れます。

起動後少し手直し

使い勝手が少し悪いので設定を見直し

エディタ画面

これはエディタの画面です。画面の、プログラム停止、縮小、最大化、のボタンが左上で使いにくいので、右上に移動します。

コマンド選択

システム、設定、外観の設定、を選択します。

コマンド選択、旧設定

標準の設定は、左上の Ambiance です。これを変更。

コマンド選択、新設定

クリアールックスに変更します。閉じる。

エディタ画面、ボタンが移動

エディタを起動します。ボタンが右上に移動しました。

インストール例:DELL GX-60

機器の仕様

型番:
DELL OptiPlex GX60 ディスクトップ
CPU:
Celeron 2.4Ghz
メモリー:
512MB
LCD:
DELL 15インチ

現況:ubuntu 8.10

ubuntu 9.04 は、グラフックコントローラを認識せず、直接、インストール出来ず。
ubuntu 8.10 を 9.04 にファイルのバージョンアップで対応、使用中。

HDD:
30GB,7200rpm
起動:
66秒
終了:
25秒

8.10 終了画面

終了のプルダウンメニューからシャットダウンを選択すると上記の画面になり、 シャットダウンが選択されているかの確認がひと手間必要です。

ubuntu 10.04

HDD:
40GB,5400rpm
起動:
49秒
終了:
5秒

10.04 終了画面

終了のプルダウンメニューからシャットダウンを選択すると上記の画面になり、 シャットダウンが選択されているかの確認が不要で、Enter で電源断です。

ubuntu 10.04 HDDを変更

10.04 hdd画面

不思議な現象が生じた。現況で ubuntu 8.10 がインストールされているはずなのに、 オペレーティングシステムがない、と表示された。そのまま続行。

10.04 hdd分割

パーティションの設定はうまく完了。インストールを実行。完了。

HDD:
30GB,7200rpm
起動:
43秒
終了:
5秒

起動が早くなりました。参考までに windows では、

OS:
windows XP
HDD:
44GB,7200rpm
起動:
43秒
終了:
17秒

インストール例:DELL DIMENSION 3000

機器の仕様

型番:
DELL DIMENSION 3000 ディスクトップ
CPU:
Pentium 3.0Ghz(HT)
メモリー:
2GB
Display:
Sony 19インチTrinitron、DELL 20インチLCD

現況:ubuntu 9.04

ubuntu 9.04 を、Sony 19インチTrinitron をつないでインストールし、 20インチLCD モニタに設定を変更して使っています。

HDD:
160GB,7200rpm
起動:
55秒
終了:
16秒

ubuntu 10.04

HDD:
40GB,5400rpm
起動:
37秒
終了:
6秒

モニターは、起動時に接続されている機器を自動認識します。画面解像度もそれに合わせて変更されます。

インストール例:SHARP PC-MP5BG7

機器の仕様

型番:
SHARP PC-MP5BG7 ノートパソコン
CPU:
Transmeta,Efficeon;1.6Ghz
メモリー:
512MB
Display:
10.4インチ

現況

今までの ubuntu はどれも動作しなかった。グラフックコントローラが合わなかった。 他の linux も同じ原因で動作しなかった。
しかし、今回の ubuntu 10.04 は、CD-Rから起動しました。 さて、インストールして起動時に選択するようにするかどうしようか??

10.04 sharp画面

画面は、インストールしないで試す画面の設定箇所。

感想

使い勝手
Linux は、楽しんで使っているが、今度の ubuntu 10.04 はよさそうです。 動作も機敏になり軽快に動きます。一番よかった点は、英語キーボードでの日本語入力の設定が楽になりました。
以前のものは、別途ファイルをダウンロードする必要がありましたがその面倒はなくなり、インストール時に注意すれば使えます。

画面の取り込み

カメラの設定

今まで、画面の取り込みは手動でシャッターを切っていた。今回、カメラの設定にインターバル撮影があるので、10秒に設定して使ってみた。結果は、ほとんどこの方法で完了しました。画像の加工が楽になりました。上図を参照。