D_train、模型・電車、100円均一を楽しむ ・ 基本レイアウト

100円均一店ではいろいろな物を廉価で提供している。あまり役にたたないけれど面白いもの、まあまあだけどすぐに飽きるもの。よくこの値段で売りますねと感心する、材料費を計算すると合わないと考えられるもの。などなど、雑多なものがあって、楽しめます。
そんな中に、模型の電車があります。随分前から売られていたようだが、おもちゃだと無視していた。最近、気になってよく見たら、線路の種類も多く楽しめそうなので手に入れた。線路の種類は多いが、全部購入してもそれほど費用はかかりません。
車両には多くの形態がありますが、基本は4両が1編成です。先頭車、駆動車、中間車、後尾車です。種類は5種で、先頭車と後尾車に、1から5の番号表示があります。
電池で動くモーター入りの車両と、モーターのない車両があります。モーターのあるものは、「駆動車」と表示があるもので、タイプはいろいろあるが中身は同じです。外観だけが違います。モーターのない車両も連結すると楽しめます。車輪のついている車体と上部の架装部分は分離できますので、別の架装部分と取り替えることが可能です。


模型の車両のうんちく、数字は線路の内側の寸法を表している

5インチゲージ:
Gゲージとも言う。これは主に遊園地や自宅の広い庭に設置して楽しむ。 線路幅5インチは、25.4mmx5=127mmです。 動力源としては、電池が用いられたり、蒸気機関車を手作りしている。 人が乗って運転しているのが多い。遊園地などでは、お客も乗っていることがある。
32mmゲージ:
Oゲージとも言う。線路が3本で中央の線路で給電する。車体の側面が紙製の キットがあり、廉価で作りやすかった。今は廃れている。 湘南電車4両を楽しむのに6畳間を占領した。交流4から15V。
16.5mmゲージ:
HOゲージとも言う。ハーフO(half O)ゲージでHOと言う。 適当な大きさで楽しめます。昔は車軸の耐久性がなく、保守が大変だった。 現在の主流です。いろいろなものが自作できます。直流。
9mmゲージ:
Nゲージ、ナロウゲージともナイン(nine:9)ゲージとも言う。 これを部品を集めて自作するのは小さくて大変です。 しかし、場所をとらないのがよいです。直流。
6.5mmゲージ:
ドイツのメルクリン社が販売していたが、先日倒産しました。 購入して動かすのみで、改造、自作は、まず不可能です。直流。
3mmゲージ:
線路幅3mmで、Threeの頭を採ってTゲージといわれる。 筆箱や、めがねケースに組見込んだものも、見受けられる。詳細不明。
プラレール:
線路をプラスチックで作った鉄道模型。タカラトミー社の製品で、 50年以上前から商品化されていて、親子2代で楽しんでいる方もいます。 情景部品といわれる家屋や鉄橋、車庫など多くのものが販売されている。 基本は、3両が1編成で中間車にモーターがあります。単2電池1本使用、 1.5V。大きさは16mmゲージ(HO)より少し大きい。
プラレール・アドバンス:
上記のプラレールのレール部分のみを使い、車両を小型化したもので、 1本のレールの両側を使い、複線化している。 レイアウトが小さく出来るのが利点です。電池駆動。
今回のもの:
今回の模型には線路がありません。タイヤで走行する電車と同じ考えです。 左右の溝がガイドになって走行します。ガイドの幅、24mm。 車体の大きさ、16mmゲージ(HO)とほぼ同じ。 基本は4両編成で、中間の片方を駆動車にします。単三電池1本、1.5V。 進行方向は前進のみ。

線路と車輌を陳列

記事中では電池の値段は含みません。

¥210-


模型ー21(1袋):直線線路(4本入)
模型ー14(1両):タイプ4駆動車
横幅:450mm

¥315-


模型ー23(2袋):曲線線路(4本入)x2
模型ー2  (1両):タイプ1駆動車
外形:直径465mm(円形)

線路は裏表同じパターンです。接続端が合わない場合は裏返します。

¥420-(¥315- + 直線線路)

模型ー23(2袋):曲線線路(4本入)x2
模型ー21(1袋):直線線路(4本入)
模型ー6  (1両):タイプ2駆動車
外形:900x465mm(楕円形)
線路は裏表同じパターンです。接続端が合わない場合は裏返します。線路の色はこの2色があります。気になる人は同じ色で揃えましょう。

¥525-(¥420- + 駆動車)

模型ー23(2袋):曲線線路(4本入)x2
模型ー21(1袋):直線線路(4本入)
模型ー2  (1両):タイプ1駆動車
模型ー6  (1両):タイプ2駆動車
外形:680x680mm(4角形、隅切り)
車両、左:模型ー2、右:模型ー6。外観が違うが中身は同一。 単三電池1本内蔵、後輪駆動。

¥525-


模型ー23(3袋):
    曲線線路(4本入)x3
模型ー26(1袋):
    ターンアウト線路(2本入)
模型ー14(1両):
    タイプ4駆動車
外形:
    680x470mm(楕円形)

¥630-

模型ー23(2袋):
    曲線線路(4本入)x2
模型ー22(1袋):
    1/2直線線路(8本入)
模型ー27(1袋):
    ポイント線路(2本入)
模型ー2  (1両):タイプ1駆動車
模型ー6  (1両):タイプ2駆動車
外形:1000x470mm(楕円形)

¥735-


模型ー23(4袋):
    曲線線路(4本入)x4
模型ー22(1袋):
    1/2直線線路(8本入)
模型ー2  (1両):タイプ1駆動車
模型ー6  (1両):タイプ2駆動車
外形:680x570mm(4角形、隅切り)

車両の種類、5色です。各¥105-


タイプ1:模型2    タイプ2:模型6    タイプ3:模型10    タイプ4:模型14    タイプ5:模型18

車両の種類は、5種類で色分けがあります。先頭車両には番号が1から5まで振ってあります。画像はすべて、駆動車ですので、番号はありません。それぞれ個性的な屋根の形状が楽しめます。

HOゲージとの比較


何十年か前に作ったHOゲージの電気機関車、型番ED161、と並べてみた。
真ちゅう製のHOは高価だった。ほぼ同じ大きさのプラスチック製は105円。


感想

最初は、 随分前にOゲージとHOゲージを作って遊んだ事を思い出して、 今度はマイコンで制御して運行状況をディスプレイに表示しようと考え、 どのサイズにするか考えた。 HOにしようか、Nゲージにしようかと。 しかし、長い電車はボギー構造なので線路にはめるのに苦労し、 脱線すると面倒で、線路の構造や電源の問題などを考え、 また、価格も、すぐに何万円となりそうで、躊躇していた。

しかし、100円均一店を覗いたら、面白そうなので購入し、 まんまと策にはまってしまった。
最初、試しに購入したのだが、少しづつ買い足してしまった。電源が単三電池なので 長時間は楽しめないかと思ったが、飽きる程長時間動くので、充分楽しめます。 メーカーは、単三アルカリ電池を指定していますが、 オキシライド電池や充電式ニッケル電池も使えます。 これらを使うと、あまりに早すぎて、編成が長いと脱輪するかもしれませんが、 線路に入れるのも楽なので、気にしないで長時間楽しめます。 電池の種類で速度が違うのも面白いです。 HOゲージやOゲージのような、神経質な箇所は全くなく、 線路の継ぎ目がでこぼこしていても気にせずに通過し、 モーターが劣化したら買い換えればすむことで、気楽なのが良いです。

また、線路が樹脂なのと、両端の接続箇所の形状が単純なので、接続用の小物を手当てすれば、線路を加工できるのが良いですね。金属製の線路では線路の加工は難しかったでしょう。 複雑なレイアウトは、子供では発想しないでしょう。これは、大人のおもちゃですね!!

もう一つ良い点は、台車とボディーが別々になり、形状が共通なのが気に入りました。 つまり、台車と上のボディーとの組み合わせが無限で、長編成の電車を楽しもうとするときに、貨車の編成の、ボディーのみを入れ替えれば可能と言う点です。

そして、この模型のもっともよい所は、遊んだあとで片付けられることです。
普通は、模型電車のレイアウトは線路を何かに固定します。 よく使われるのは、900x1800mmのベニヤ板で、随分大きいです。 それに対してこの模型は、台所で使うタッパといわれる蓋付きのケースや、 100均一のA4ケースや、VIDEOケースに入れれば重ねて置けます。 場所をとりません。

総括:費用など

最初の頃の購入品

楽しんだ後で、費用の報告です。
HOゲージ、Nゲージ、プラレール、などなど多くの電車、列車の模型が売られています。インターネットで調べると多くの関連するページがあります。楽しんでいる人も多くいます。その中で、費用がかかりすぎてこれらの趣味を放棄した人もいられます。 さて、小生はいくら投資して楽しんだでしょう!!

車輌
51輌(その内、7輌は貨車に使われ、ボディのみ残る)   [51]
直線線路
44本(1/2直線は2個で1本とする)  [11]
曲線線路
36本(8本で円となる)  [9]
ストップ
2本  [1]
ポイント
8本  [4]
ターンアウト
10本  [5]
十字クロス
1本  [1]
収納ケース
7個  [7]
[ ]の計
[89]、費用:¥9,345-、車輌:¥5,355-、ほか:¥3,990-

そのほかに、単三電池、線材、工具、その他、必要なものがあります。 その後、線路などをもう少し買い足していますが、まだ、¥10,000-を越えてはいないでしょう。

その後、車両も線路も増えました。

車輌
69輌  [69]
直線線路
21.1m(840mmで1袋)  [25]
曲線線路
60本(4本で半円、1袋)  [15]
ポイントとターンアウト
24本  [12]
十字クロス
9本  [9]
収納ケース
10個  [10]
[ ]の計
[140]、費用:¥14,700-、

必要になって追加購入した工具、単三電池、線材、などは含みませんが 2万円を超えていないようで、安心しました。 建物や、情景の小物などを購入すると、跡片付けが面倒ですのでありません。