蛍光灯の反射板を考察したら明るくなるのか?
市販の事務所用の無粋な蛍光灯器具は、効率を考えて、反射板が白色になっているものが多い。これを、もっと反射効率のよいアルミに変更したら明るくなるのかと考察。
結果は、幾らか明るくなりました。興味のある方はお試しください。
追記、データは最下段を。
市販の蛍光灯の白い反射板にアルミシートを貼り付ける
画像は、市販の20Wの蛍光灯が2本平行についた器具の反射板です。アルミテープを貼って完成した画像です。
100均一店で、50mmのアルミテープで裏面に両面接着テープの貼り付けてあるものを入手します。画像の様に4本に切り分け貼り付けます。所々気泡があるところは、錐もしくは針の先でつついて空気を出し、丁寧に布切れで押し出します。
外側のアールのついている個所は、少し大きめに貼りつけ、はみ出た個所をカッターなどで切り取ります。
元道理に器具に取り付けて完成です。
- 上:器具に元道理にねじ止めします。
- 上:点灯を確認。
完成です。
結果は:今まで、この20W2本では、夕方になると机の上が少し暗かった。40W2本を点灯する必要があったが、明るくなったらしく、その必要がなくなった。
完成後の感想。
実はこの前に、台所の20W1本の手元灯にこの実験をしたら、眩しい位の明るさになったので、今回、大きなものに挑戦したのです。手元灯は覗きこまないと、アルミの反射シートのでこぼこは判りませんが、今回の天井灯では常時見えるので、手をつけるまでに少し時間を要しました。
照明灯の効率を考えるのなら、この方法は最適でしょう。
器具メーカーは、反射板の変更を考えるべきです。答えは簡単です。器具の材料をステンレスに変更すればよいのです。鉄板で塗装をするなら、材料代と工数で、ステンレスにした方がよいと思われますが如何でしょうか??
追記、データを取りました。
過日、このページを参考にされた方から、台所用のアルミテープで実験をしたが照度計のデータは減少した。間違いではと言うメールをいただきましたので、実験データを取りました。
器具は同一のものを2台使用、天井じか付けです。
蛍光灯器具はまったく同じ疲労時間とはいえませんが、傾向はわかると思われます。
赤データは、対策後の器具
黒データは、対策前の器具
計器は、天井から1.5メートル直下の机の上におき、左右に動かして測定。
対策前は、中央が明るく周辺に行くにつれて照度も落ちていますが、対策後は中央の照度に対して周辺、中央直下から40センチ脇へずれた箇所のデータがあがっています。
小生が使用している机は、ちょうどこの明るい箇所にありますので、前述の報告をしました。
結論:やはり、アルミの反射シートは有効でした。
実験される方は、アルミテープに、シボも模様もない物を使われるようお勧めします。