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クランプメーターを考察する
クランプメーターを考察する
20.09.06
随分前にクランプメーターを衝動買いした事を思い出して、50Wくらいのものも測定できるようにした、報告です。
ディジタルクランプメーターの電流値のフルスケールは200Aと、1000Aです。 200Aなら、0.1Aから測定できるはずですが、多分電流値が小さいところは直線性がなく、うまく測定出来ないと考えられます。そこを、何とかすべく考察です。
左のクランプメーターですが、天地の2箇所に「OFF」があります。つまり、テスターとしては、半分の機能しかありません。つまみを回すと、左上の表示と右下の表示は同じです。画像では、ACA 200Aのレンジを指しています。
回路と実験
回路を考察します。Fケーブルで5ターンの輪を作り、ACプラグとコンセントに配線します。負荷として、60Wの電球を用意し、セットします。実効57Wの省エネ電球です。
単線の箇所にクランプメーターを咬ませると、表示は0.3Aです。 0.5Aを表示せねば正確ではありません。 やはり、電流が小さいときには直線性がよくありません。
5ターンの箇所にクランプメーターを咬ませると、表示は2.5Aです。5倍の値を示しています。
しかし、この考えで良い様なので、誤差を無視して先へ進みます。
完成と検証
5ターンの部分を格好よく考え、完成です。
電流検知部分の拡大です。
同じ電球で検証します。
表示箇所が暗いので、画像ははめ込み合成です。電流値:2.5Aと読めます。
クランプする箇所を移動すると、少し違う表示になります。電流値:2.7Aと読めます。 5ターンなので、5で割ると、0.54Aとなり、表示の57Wに近くなりました。 この箇所が測定の正規の位置のようです。
パソコンと液晶ディスプレイを測定
完成したので、パソコンと液晶ディスプレイを測定。 全部DELLの製品です。測定時は、デスクトップ画面のみが表示され操作はしていません。電流値はクランプメーターの表示の5分の1の値です。
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PC:VOSTRO 410、Core 2 Quad 2.4Ghz
100V、1.1A
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PC:DIMENSION 3000、Dual Core 3.0Ghz
100V、0.86A
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PC:OptiPlex GX240、1.7Ghz
100V、0.40A
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LCD:E207WFP、20インチ
100V、0.36A
■
LCD:E153FP、15インチ
100V、0.30A
スピードの遅いPCは喰いませんね。液晶ディスプレイはサイズによる比例はしません。1番喰わないPCと小さな液晶ディスプレイの組み合わせでネットサーフィンをしているのは正解ですね!!
パソコンなどと比べると、ただ点灯しているだけの電球は、随分無駄に電力を消費している感じがするが、エジソン先生に敬意を表してよしとしましょう。
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