テーブルタップの設置を考える

27.03.18

テーブルタップのタコ足配線から、漏電して火事になったという話を聞きます。 ACプラグの2本の電極間にほこりや水分が溜まり短絡回路を形成して、火を噴くと言われています。 これは、差し込まれるACプラグ側の問題で、この事故を回避するために、ACプラグの根元が絶縁されているものが売られています。
しかし、別の問題も考えられます。ACプラグをテーブルタップに差し込むときに周辺の綿ぼこりなどをその中に押し込んでいます。床に置いて、ACプラグの抜き差しが頻繁に行われたテーブルタップの中には、綿ぼこりが入っています。そしてその綿ぼこりが湿気を帯びるとショートして出火します。これを回避する方法は、テーブルタップを埃が少ないと考えられる壁面の上の方に置けばよい、鴨居に引っ掛けようと結論が出ます。

テーブルタップを入手

画像上:外観、Panasonic WHA 25144WP 1m 1500W
スイッチは防水仕様。使用中の時にネオンが光ります。コンセント部は防水扉で水、埃の侵入を防ぎます。難燃性のユリア樹脂。
画像下:内部構造、分解にはY字型のドライバーが必要。
入力側はカシメです、メーカ-よっては、半田付けのものもありますが、巻き付けてから半田をしていないものは、半田の劣化で外れます。 ACプラグの受け側は、個別に囲みがあり綿ぼこりなどで短絡するのを防いでいます。 電極間の距離があるので隔壁は不要だろうという考えで作られているもので、過去に発火したものがありました。やはり埃が原因だったのだろうと想像が付きます。この構造では心配がなさそうです。

金具を取付

100円均一店で、壁に取り付けて、物品を下げる金物を入手。長さいろいろ。 テーブルタップ裏面のねじを外し、長めのねじで取りつけます。片方は金具が必要です。適当なものを探して使用。注意:Y字型のドライバーが必要。

設置場所:鴨居に引っ掛ける

裏に金具を取り付け鴨居に引っ掛けます。 背の低い人には、スイッチの切断が難しいのが問題です。
現在の住宅には、鴨居などはありません。さて、どうしましょう!!