パソコンについてのうんちく
25.01.21
パソコンは随分身近な製品になり多くの人に使われている。
しかし、通常の使い方をしていると、時間経過と共に動作が重くなり、
起動に時間を要するようになる。ここで、パソコンの進歩を横目で見ると自分のパソコンが随分昔の機械に見え、新しい物を購入したほうがよいかと考えるようになる。
で、メーカーの策にはまり、最新機種を購入することになる。
今まで使っていたものは、処分とするか迷うところです。
項目の右端の画像
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パソコンの起動
通常、我々は、何も考えずにPC内のファイルにアクセスしているが、それまでに多くのことを実行しないと、動作が始まりません。電源ONからの動作の仕組みです。
- 電源ON:
- PCの電源を入れると、マザーボード上にあるBIOS
ROMに格納されている初期化プログラムが、CPUに呼び出されて実行される。
言い換えれば、CPU内のROMにBIOSプログラムを実行せよと書いてある。
- 周辺機器の初期化:
- 最初にPOST(Power On Self Test)が実行されてビデオカードが
初期化される。次にメモリーチェックや、デバイスの初期化が行われる。
- 起動ドライブのサーチ:
- 次にBIOSが行うのは起動ドライブを探すことです。
BIOSの設定項目の「Boot Sequence」という項目のドライブ名です。
- 起動ドライブの先頭セクターのロード:
- 起動ドライブの先頭セクターはMBR(Master Boot Record)と呼ばれ、
パーティションテーブルの記載と、ブートセクターの記載がある。
これらをメモリーにロードします。
- OSの起動:
- ブートセクターを探してOSが読み込まれます。
- ファイルリストの作成:
- OSの読み込みのあと、レジストリファイルを読み込み、
アプリケーションに関連するファイルの情報を読み込み、
リストを確認し、表示します。
この時に、リストにはあるが、そのファイルが見つからないときには、
パソコン内をすべて検索し、あればリストを修正し、なければ、
ないと印をつけます。ないと印をつけた項目が増え、また検索に時間を要します。
- パーティションテーブル:
- パーティションテーブルとは、起動ドライブや他のドライブを記し、
それらは順々に読み込まれます。つまり、CドライブにDがあることを記し、
DドライブにEがあることを記します。この検索には時間を要し、
これらの中にあるファイルの検索にも時間を要します。
パソコンの起動や動作を早くする方法:
前述の様に、起動時には多くの事を実行します。そのため、アプリケーションやファイルが多くなると、その検索に時間を要します。これらが少なければ、起動が早く動作も軽いのです。
しかし、現実はアプリケーションも増え、ファイルも増えます。
- 方法その1:
- 購入したばかりのパソコンは早かった。
と考える人は、購入したときの状態に戻すことです。
つまり、初期化するのです。ファイルはすべてなくなります。
- 方法その2:
- 必要最小限のアプリケーションをいれ、作成されたファイルは、
速やかに他の媒体に記録して、収容されているファイル数を少なくします。
CD-RやDVDなどにデータを移動し、原本を削除します。
- 方法その3:
- ネットとの接続を切って、電源をONにする。
ネットと接続されているかを見る時間が短縮されます。
- 方法その4・お勧めです:
- 常駐しているウイルスチェックのアプリケーションを停止する。
もしくは、ネットに接続している時にのみ動作するものに変更する。
Microsoft Security Essentials がお勧め。
- 方法その5・お勧めです:
- ドライブDを作りファイルをそこに保存します。
-
Win XP の場合は、エクスプローラーを開き、
マイドキュメントのプロパティを開きます。
ターゲット、リンク先をDドライブに変更し、適用をクリックします。
マイドキュメントのすべてのファイルが、Dドライブに移動します。
これで、Cドライブにはデータファイルは保存されなくなり、
起動や動作のもたつきが解消されます。
通常のファイルの保存やファイルを開くときには、
ドライブの違いは表示されません。
Win 7 の場合は少し面倒です。お気に入り、ライブラリの項目の下のホルダーを
項目ごとにDドライブに移動します。これより「方法その6」がよい。
- 方法その6・お勧めです:
- ドライブDを作りファイルをそこに保存します。
- ファイルを、そのアプリケーションが標準で指定する個所に保存しない事です。
ファイルをマウスでクリックすれば、アプリケーションは起動します。
もしくは、ファイルをアプリケーションIconにドラッグします。
ファイルを整理して保存する必要があり、ファイルを探せない人は使えません。
日付と内容のホルダーを作りその中に保存します。
- フリーソフトを使ってPCを快適に保つ:
- CCleaner(履歴、キャッシュの削除), deskdefrag(不連続のファイルの整理),
NTREGOPT(レジストリーの掃除)
- 予算があれば:
- HDDを動作の速いものに乗せかえる。メモリーの容量を増やす。
旧型パソコンの利用方法:
- 方法その1・お勧めです:
- 購入した時の状態に初期化します。つまり、OSとWebブラウザのみにします。
ネットサーフィン専用機です。
メールも、インターネットで買い物も出来ませんが、
失う心配のあるファイルは何もありません。安心して使えます。
少し古い10年前のWin XP機でも可です。
- 方法その2:
- 購入したときの状態に初期化します。
新しいアプリケーションや、雑誌の付録などの実行に使います。お試し版用です。
使いにくければ削除すればよいのです。
何かをするごとに少しづつごみが溜まります。
動作が重くなったら、初期化すれば元に戻ります。
使いやすいアプリケーションが見つかったら、
別のパソコンにもインストールします。
- 方法その3:
- HDDを複数用意して、使う目的によって差し替えます。
その1とその2が兼用できます。
ディスクトップ機には専用のHDD用の引き出しも販売しています。